いわゆる裏的な
Posted by 瑞肴 - 2010.01.28,Thu
シリアスもどき俳優パロ
くぅくぅと、アカギはよく眠っている。
仕事の合間を縫って、よくぞここまでという頻度で鷲巣に会いに来ているのは若くなければ出来ないことだろう。
それでも疲労は溜まるもので、今日はまだ一度しか交わってはいないけれどアカギの瞼は重く降ろされていた。
「……アカギくんー?」
すうすうすう。
熟睡。
可愛いなあと、寝顔を見下ろす。
自分だけの、純粋で無垢な子供。
誰にも譲らない。
この子供の過去も現在も未来も
「…私だけのもの」
手放したくない。
だから、刻み付ける、教え込む。
甘さも苦さも、溶けるほどの快楽も、目も眩むほどの独占欲も。
「アカギくん」
私の時間はとても短いの
その中で溺れるほど君に愛して欲しいの
そんなことをすれば、私がいなくなったとき、君がくるってしまうかもしれないと判っているけれど
これ以上ないくらいに私を君で埋め尽くしてほしい。
「………ごめん ね?」
君の人生のすべてを食い尽くさないと、嫌。
寝息に上下する胸板に、皺の刻まれた額が乗った。
「……鷲巣さん…?」
ゆっくりとアカギの意識が浮上する。
慌てて、顔を離した鷲巣はまだまだ眠そうな眼と視線を絡める。
「…起こしてしまったかい?」
「……は、い、…すいません、俺、寝て…」
「良いよ、疲れているんだから、眠っていなさい」
浮かせていた上体を、胸板に引き寄せられる。
「っ!?」
「…大丈夫」
一瞬、鷲巣の表情が強張った。
聞かれていたのだろうかと。
けれどアカギは半ば以上意識を落としている様子で、瞼は完全に伏せられている。
「……アカギくん?」
「……、… ……」
すうすうすう。
「………ふふ、…ありがとう」
泣き笑いの表情で、今度はアカギが覚醒しないように、声を掛ける。
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