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いわゆる裏的な
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Posted by - 2025.04.09,Wed
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Posted by 瑞肴 - 2010.01.19,Tue



5%程度実話ネタ。
俳優パロ。
この人たちなんでこんなに阿呆なんだろう。













トゥルルルル・トゥルルルルル

カチャ。




『……。 ! もしもし、鷲巣さん?』

繋がった電話に、弾んだ声。

『ぁ…、……』

ところが相手はどこか、戸惑ったような驚いたような小さな声を上げるので、不審に思う。

『鷲巣さん? どうかしましたか?』

『携帯が冷たい…』

窓の傍に置いていた携帯電話が思いのほか冷え切っていたのを、しょんぼりと嘆く声にアカギは思わず座っていた椅子から腰を上げた。

『~~俺が暖めにいきます!! 今直ぐに! 鷲巣さんごとあたために!』

「アカギィ!! 撮影中!! 休憩時間!!!」

本当は、声でつっこむだけじゃなくて拳で一発どつきたかったのだけれど、安岡マネージャーは大人なので踏み止まった。

『駄目だよアカギ君、いまはお仕事中なのは知っているよ?』

『…う…、はい…』

『だから後で、あたためてね』

『はいっ!!』

今冷えているのに後でとは此れ如何に。
まあ、突っ込むだけ野暮というものか、その後ひとこと二言かわしてアカギは携帯の通話を切り上げた。

そうして仕事を終えてから、急いで愛しい人のもとへと向かおうとしたアカギの控え室に鷲巣が鎮座していたというオチである。

「待っているのも寂しかったから、来てしまったよ。…迷惑ではなかったかな」

アカギの返答はもう文字化けしていたので敢えては記さず。うんざり顔のマネージャーが控え室前から踵を返したことだけを、最後に、付け加えておこう。




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