いわゆる裏的な
Posted by 瑞肴 - 2010.01.23,Sat
俳優パロss。
ワシズさんとか。
ジャラッ。
取り出された携帯電話に、鷲巣は軽く目を見張った。
それは一体何なのだろうか。
携帯電話にストラップがついているのか、ストラップに携帯電話がついているのか。
ワシズの持つ携帯は以前からストラップ過多ではあった。
小さなぬいぐるみがついていたり、ふわふわした何かがついていたり。
しかし最近のストラップの増え方は過剰ではないだろうか。
増え方っていうか殖え方。
「…随分、ストラップが多くなったね?」
此処は流石にツッコミを入れなくてはなるまい。
「はい、…頂いたものをつけていたら、いつの間にか…」
てれっ。
「……そう」
にこ…。
それにしても。
急にこうも増えるものか。
見るに、リラッ○マだのご当地キ○ィだのス○ィッチだの、息子の好きそうなものばかり。
まるで、”好きなものを手当たり次第に無造作に集めた”ような。
「赤木君に貰ったのかな?」
「えっ?! …あ…。…はい、お仕事で出張された時なんかに買ってきて下さるんです」
息子の顔が一気に赤くなるのを微笑ましく見守りながら、鷲巣はひとつ頷いた。成る程ね。
「嬉しくって、つい全部つけていたらこんなになっちゃって…。変ですか? お父さん」
あうあう焦るワシズに首を横に振ってやり、頭を撫でる。
「そんなことはないよ。大切なものを大切に扱いたいのは当然のことなのだから。…ただ、あまり多くなるようなら日替わりで選んで付けてはどうかな?」
「そうですね! そうします…!」
パァッと明るくなる表情に、父親は穏やかに笑いかけた。
「ったく、なンで貴方はそうなんですか。俺の前で延々ノロけるのは本当に止めてく…
「ご当地○ティ」
「…?!」
「リラッ○マ。……コリ○ックマの方が好きらしいよ?」
「…っん、な」
「誕生日ベア(着替オプション付)…」
可愛いプレゼントだよねー。
…誰に貰ったのかは知らないけれど。
「……………」
「……………」
風が、ひゅるりと、吹いた。
「…で、あの若造がどうしたんでしたっけか?」
「そうなんだよー、アカギ君が美味しいシュウマイの食べ方を教えてくれるって言ってねぇ」
それなりに平和な世の中は、素敵だ。
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