いわゆる裏的な
Posted by 瑞肴 - 2010.01.27,Wed
俳優パロでSS垂れ流し。
拍手ありがとうございます。
最近拍手いただいてるのはこの馬鹿っぷるに対してでしょうか、ご奇特な方もいらっしゃrげふげふ。
書いて良いのかあまり自信はないのですが、何も考えずに書けるので垂れ流します、お付き合い頂ける方はありがとうございます。
ちなみわたし、馬鹿ばかしいまでの馬鹿っぷるは書くの初めてですので加減がようわかりませぬ。
「鷲巣さんvvv」
「なあに? アカギ君?」
躊躇無くハートマークを散らしているアカギが、シャカシャカと紙袋を振る。
「金桂っていうお茶を買ったんです。上品な感じの甘い香りが鷲巣さんみたいですごく美味しかったんで…一緒に飲みたくて」
淹れてもいいですか?
良いかな、良いかな。
存在しない筈だがハッキリ見える犬尻尾を、千切れんばかりに振っているアカギに、鷲巣はにっこり微笑んだ。
「では、御相伴に預かろうかな」
「ありがとうございます! 淹れますから一寸待っててくださいね」
急須に茶葉を入れて、お湯を注いで…
持ってきたらしいマグカップをお湯で温める丁寧さで、アカギがお茶の準備を進める。
その整った長い指を、観賞でもするかのように鷲巣が眺める。
「…どうぞ」
テーブルに置かれたのは、白いマグカップ。
中身はまだ、空っぽ。
「 ? 」
不思議に思ってアカギを見上げれば、ゆるりとマグカップに茶を注ぎ始める。
すると、何の変哲も無いマグカップだった筈が、中身を注がれると共に黄金色の茶がハート型を描いていった。
「…これは…」
「…中身を注いだら、ハートが出来上がる作りなんです」
恥じらう19歳。
冷めないうちにどうぞと促すのも、お前の脳みそを冷まして来いと、全力でツッコミを入れたいところ。
「……これ、は…飲めないねえ」
「え!? あ、どっ どうしてですか?! 何か駄目なことしましたか? 俺」
何か駄目っていうか、全体的に駄目なことに、気付かない、気付けないアカギは涙目になっている。
「だって…飲んだらハートが消えてしまう…」
「…っ鷲巣さん…!!」
いいんですよ、消えたって、何度だって俺が淹れ直すから全然いいんですよ大丈夫。
ハートマークをばら撒いているというか、溢れさせているというか、まあとにかくそういう感じのアカギの横から、にゅっと手が伸びた。
「あ゛」
「ぁ」
ずずずずるるるるずずー
ぺいっ
「うわっ」
思いっきり啜り上げてカップを放り投げられ、慌ててアカギがキャッチする。
空になったマグカップは、あわやのところでアカギの手の中。
「おまっ… 何するんだよオッサン!! 鷲巣さんに淹れたのに!」
「うるせぇ、ウザイ」
こくこくこくこく。
周囲に、実は居たスタッフ達が心の中で大いに激しく頷いた。
「赤木君」
「…はい?」
「ハートが羨ましいからといって、物を粗末に扱ってはいけないよ?」
「羨ましいんじゃNeeeeee!!!!!」
うら‐やまし・い【×羨ましい】
[形][文]うらやま・し[シク]《「うらやむ」の形容詞化》他人の能力や状態をみて、自分もそうありたいと願うさま。また、他人をねたましく思うさま。「兄弟の多い人が―・い」「―・い御身分」
理不尽な咎めに思わず脳内辞書が展開する赤木であった。
馬鹿な、こんな状態に己が置かれたいと思ったことなど微塵も無い。
(多少なり加減して)投げ捨てるのでなく、容赦なく床に叩きつければ良かったかと少々後悔しながら、咥えていた煙草に火をつける。
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