いわゆる裏的な
Posted by 瑞肴 - 2010.12.31,Fri
なんかよくわからなくなった…
むこうぶち妖怪パロSS。日蔭さんと江崎さん。
途中で日蔭さんが明らかにうちのシェゾになったので慌てて軌道修正。
日蔭さんて100年くらい生きられたらシェゾになるよあれ。基本パーツがすごく似てる。
むこうぶち妖怪パロSS。日蔭さんと江崎さん。
途中で日蔭さんが明らかにうちのシェゾになったので慌てて軌道修正。
日蔭さんて100年くらい生きられたらシェゾになるよあれ。基本パーツがすごく似てる。
ああ、手間のかかる。
倒すのも殺すのも面倒だ。
特に、自分よりも弱いものを手間隙かけてどうこうするのは時間の無駄に感じる。
足に縋りついて歩を止めようとしてくる相手に、日蔭はうんざりとした視線を落とした。
構っていられるか、鬱陶しい。
この辺りが正直な感想である。
「どうせ、回復するまで使い物にはならんだろうが。それまで俺が預かって何の問題がある」
日蔭は常の白い上着を脱いでいる。そして、それに黒い塊を包んで抱えていた。
呪(まじな)い文字を体に直接刃物で刻み込まれ、赤黒い体液を滲ませたそれは弱い呼吸を繰り返して白い上着をじわじわと汚す。
事務所兼住居を訪ねてみれば、またも江崎はそのような様だった。なにをしてきたのかは知らないが、仕事を請ける方も請け方なら、させる方もさせる方だ。
此処数十年で一体何度この馬鹿狗は死に掛けたのか。
部下に一応の手当てを受け、ソファーの上で蹲って静かに伏せていた黒い塊を目にした日蔭は当然のようにそれに手を伸ばして持ち上げた。
此処に寝かせておけば、回復しきらないうちにまた仕事をしはじめるのだ、どうせ。
それなら己の塒に放り込んで、大人しくさせておいた方が治りは早い。
部下もそれは分かっているのだろうが、なにせ狗は狗自身のものではなく組織の所有物であるので、部外者である日陰に勝手に持っていかれるわけにもいかず。
お互い気乗りしないままに応戦は始まり、ざっくりと相手を叩き伏せた日蔭はやっと狗を風呂敷ならぬ上着で包んで持ち上げるに至ったというわけ。
「回復したらどうせ自らここに戻ってくる。…さっさと扉の封を解け」
「………」
ああ、腹立たしい。
「…毒でのた打ち回って死にたいのか?」
楽に死ねるものじゃないぞと其処まで言えば、やっと扉が薄く開く。
骨も筋肉も無いものが意識を失っているのだから、持ち運び辛くてしょうがない。塊を抱えなおした日蔭は落とさないようにとそれだけを注意して歩き出した。
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