いわゆる裏的な
Posted by 瑞肴 - 2010.12.21,Tue
俳パロアカ鷲。
鷲巣さんも所詮わしずいわおなんで、強欲です。
鷲巣さんも所詮わしずいわおなんで、強欲です。
膝に乗って眠る頭、さらさらとした白い髪をゆっくりと指で梳きながら、考える。
可愛い子。愛しい子。
鷲巣の淡い薄紅色の唇が弧を描く。
この身のすべてで愛そうと、全力でもがいて足掻く様が、いとしくて堪らない。そんなに躍起にならなくても、この身のすべてはこの子供のものなのに。
もっともっとと、貪欲に伸ばされる手を
もっともっとと、引き摺り込む、それもまた、楽しいけれど。
「……ね?」
味を覚えて
音を覚えて
熱を覚えて
すべて覚えて
指の腹で、若々しく張りのある頬を撫でた。
わたしのすべてはきみのもの。
「アカギ君」
きみのすべてもわたしのもの。
今も、先も、ずっと先も、ずっとずっと先も。
醜い、自分本位の独占欲。よい歳をしてと、己を笑うのは簡単だ。けれど鷲巣は笑いもせずに、真摯にこの、白い魂を貪りたいと思っている。
「アカギ君」
すき、好き、愛しているよ、大好き、大好き。
アカギの注いでくる言葉の洪水には中々勝てる気がしないが、彼が眠っているときなら辛勝できる。
「ねえ、アカギ君?」
すき、すき、すき、すき、
小さな言葉が呪縛の棘になるなら、喜んで、
幾千幾万贈ろうか。
緩やかな笑みを浮べたまま、鷲巣はまたさらさらと、アカギの髪を梳きはじめた。
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