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いわゆる裏的な
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Posted by - 2025.04.08,Tue
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Posted by 瑞肴 - 2009.10.08,Thu






俳優パラレル。
某所で俳優アカギに素敵なアクセサリーを着けて頂いたのにドキュニとしたので、やらかしてみる。


















「―――…あ」

通りがかり。
ショーウィンドウに展示されていた銀色が目に留まった。

硝子に張り付いて、みる。

銀製品の専門店か、幾つもの装飾品が並べられる、その真ん中。
細かな装飾の、鷲のペンダントトップ。
翼を少し広げて、飛び立つ寸前のような。鍵爪から嘴、眼に至るまで、かなり凝った造りをしていた。

「(欲しい)」

家に、銀のチェーンもある。

それで、あの鷲を繋ぎとめておきたい。細くはない、しっかりとした鎖で繋いで、肌身離さず手元に置いておきたい。精悍で、なのに上品な銀色が妙に艶のあるモチーフを。

気付けば、その店の黒い紙袋を手に提げていた。

値段も聞かずに買いますと告げると店員は驚いて、告げられた値段は手持ちでは補えなかったのでカードを使った。一連の動作になんの迷いもなかったからか、気に入って頂けて嬉しいですと、丁寧な包装を行いながら店員はそう言った。

家に帰るまで我慢できず、その辺のコーヒーチェーン店に飛び込んで、適当に注文して席に陣取る。
丁重に開けた包装、中から、銀の鷲が現われた。

「………」

ああ、やっぱり似ている。

しっかりとした翼や、小さな頭、突付くと痛い嘴を何度も指の先で、愛しげに撫でる。
大事にしよう。
あの人は気付くだろうか、これにあの人を重ねたことに。
笑われるだろうか。もしかしたら、もしかしたら拗ねてくれるだろうか。(そうなってくれたら死にそうに嬉しい。)

早く、チェーンに繋いで身に着けたい。
また丁重に包装したそれを箱に入れて袋にしまいながら、アカギはうっとりと息を吐いた。




 

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