いわゆる裏的な
Posted by 瑞肴 - 2009.09.30,Wed
そして唐突に
仗→露 + 承露みたいなSSです。
あれだ、
猫で高慢で傲慢な天才って良いよねという…。
痩せた気がする。
唯でさえ細身なのだ、少し痩せたらすぐに骨が浮いてくる。
「…最近寝てます?」
「はあ?! なんだよ五月蝿いな… 邪魔をするな!!」
一分の隙もなく拒絶されて、凹まない男子高校生は居ない。
それが無敵のスタンド、クレイジー・ダイヤモンドの所有者でも。
露伴は仕事に入るとそれしか見ない。
否、それでもファンに対してならば寛容なのだが、相手が仗助なのだから、もうしょうがない。
テラスから、庭の植物をスケッチしながら、何やら原稿用紙に猛烈な勢いで書き込んでいる露伴の姿を、仗助はポツンと見守っていた。
椅子を揺らし、ぎしぎしと音を立てた程度では、没頭している露伴の気などチラとも引けないので。
やっぱり、横顔が少しやつれている気がする。
今度は極限状態の漫画家のリアリティでも追求しているのだろうか。
「先生」
庭に面している道路から、落ち着いた、低い声が届いた。
仗助はそちらに視線を投げる。
露伴は、ほんの一瞬ペンを止めた(直ぐにまた描き出したけれど)。
「承太郎さん!」
「ああ…」
何をしているんだと、いうように、庭からテラスへ侵入してくる。
「…、先生」
「…なんですか」
露伴が表面上だけでも敬意を見せる、数少ない相手がこの男だった。
「痩せたか?」
自然に伸ばされた指が、頬骨の辺りを撫でた。
「なっ…」
「食ってねぇのか」
パクパクと、露伴が口を開け閉めしている。
この高慢な漫画家は、とにかく他人からの介入を嫌う。それを普段から全面に出しているものだから、易々彼に触れる者など居ないのだ。
否、居なかった、のだ。
「丁度良いな」
「……。…ちょ、一体なんなんですか貴方は、僕は今
「飯食いに行かねぇか、先生。俺も昼がまだなんだ」
来たければお前も来いと視線で言われ、急な展開に置いてきぼりになりつつある仗助はコクコクと頷いた。
「食えないものは?」
「この岸辺露伴にそんなものはありません」
「そいつは良かった」
「……は?」
いつの間にか、承太郎の中で「行く」のは決定事項らしい。
既に背を向けて歩き出している男にまだ呆然は残しながらも、露伴は勢いよく立ち上がった。
「アンタはいつもいつも、自分勝手過ぎるっ!!」
え、あんたが言うの。
仗助心のツッコミ。
「待てよっ、僕はまだ身支度してないんだぜ?! 誘ったなら其処で大人しく待ってて下さい!」
どうやらいつの間にか、露伴の中でも「行く」のは決定したらしい。
何か色々と腑に落ちないというか納得できないものを抱えつつ、うら若い男子高校生はダンディな叔父と共に傲慢漫画家を待つことにした。
行き先はまだ、未定。
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