若駄(目な神)域×鷲巣さん。
にゃんこの素晴らしさについて迸る熱いパトスを交わしていたらこういうことになりました。
つまりエロ注意です。
「白の方が似合うとは思ったんですがね」
咥え煙草のまま赤木が笑う。
「……黒しか、無かった…の、かな…?」
枕を抱え込んで鷲巣も微かに笑った。
会話の中に、ヴヴ・・と小さな音が混じる。
モーター音。
四つん這いで、膝を立てて、顔を枕に押し付けている鷲巣の下半身から聞こえてくるモーター音は、突っ込まれた玩具から発生していた。
「…赤木、くん、……も、ぅ、これ…」
玩具から伸びているのは、猫の尻尾。
面白いものを貰ったんですよと、数十分前に赤木が持ってきたものだ。
これでいて鷲巣はあまり玩具には縁がない。
興味が薄いのと、鷲巣がそのような態度を示せば、強引に使いたがる相手がいなかったから。
赤木はまったく気にせずに気が向けば玩具を使ってくるので、実は彼に初めて使われた玩具というのも結構あった。
さておき今の問題は重点的に下半身にある。
「…出して…欲しい、…」
機械に与えられる刺激は弱いわけではないが、人の与える刺激と違い強弱の波に欠ける。加えて、同じ部分しか刺激してもらえない。
赤木の指で解されて丹念に拡げられたというのに、赤木を挿れて貰えないもどかしさに脳が焼ける。
「よく似合ってますよ? それに、ちゃんとイイでしょう」
「っ、あ゛!!」
無造作に『尻尾』を掴まれ抉られて、背が反った。
玩具の大きさは赤木にも分かっている、から、先端で鷲巣の悦い部分を狙って擦る。
「ぁう、…っぁ、あ…ッ…」
僅か、人の、赤木の手が加わっただけで倍増した快楽に、口端から涎が溢れて枕を濡らした。
「ね?」
「~~~っや、ぁ、赤木くん、…っ、わか、って… くせ、に…」
煽られれば煽られる、ほど、欲しくなるのは肉の熱で、鷲巣が最も欲する快楽はそれだと知っているのに、否、知っているから知らない素振りをする。
「何がですか? 貴方は快楽なら何でも好きでしょうが」
ほら。
「あ゛、ぁ・あ!!」
掻き回される。
柔らかく、従順になりきった肉を無遠慮に割られて擦られて突き上げられる。鷲巣の前は完全に勃ち上がり、零れる滴がぱたぱたとシーツに染みを作っていた。
枕から僅か、顔を上げ、背後の赤木を見上げる。
「あかぎくん、…… …おねがい、だから、…だめ? おねがい、…いれて…?」
欲しくてほしくて、切なくて苦しくて堪らない。
こんなに傍に、もっと気持ちよくなれるものがあるのに、それにお預けを食わされている状況はもどかしてく仕方が無かった。
「……ん」
しゃり。と、煙草を灰皿に押さえつける音が聞こえた。
「良いですよ、俺がイイなら」
尻尾を握りなおされた、かと思えば、躊躇も無く一気に引き抜かれる。
長いものが中を引っかきながら、ずるずると出ていく。
「ぁ゛、う…ッ!」
ついで、ソレが床に放り投げられる音。
「もう少し、腰上げて」
「………っ」
膝を立て直せば、腰を両手で掴まれた。
そうして背後から覆い被さる体温を感じるのと同時に、入っていたものを失った所へと、熱の塊が突き入れられる。
「ッヒ…!」
「欲しいんでしょう、逃げないで」
最初が、まず一番苦しい。
濡れたそこへ焼ける熱が割り込んで、頭の奥に痺れが走った。これは気持ちいいものだと体が覚えこんでいる。
「一気に…挿れたら、出るかな?」
「……ぇ」
「ほら…!」
腰を引き寄せられたと感じる。更に、一気に腰を押し出され、突き入れられる。
「っぁ!あ・あ…」
太さと硬さに、安堵と快感を同時に感じ腰の奥底に痺れが走る。
「~、あ゛…?! あ、ダメ…ッ、や、だ、」
「もう1回いっときますか」
耳元で赤木の笑い声が響く。
大きく腰を引かれ、再度、容赦なく突き入れられた。
「ぁああ、あ、ぁっ、ヤ、ぁ……ッッ!!」
恥ずかしい、気持ちいい、もっと味わっていたいと、言葉にする間もなく、煽り尽くされた鷲巣の熱はベッドシーツへとどくどくと吐き出されていった。
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