いわゆる裏的な
Posted by 瑞肴 - 2010.03.22,Mon
ワシズさまチャットで「ばっぷいっこだけなら」と言ったら
「江崎後堂!!!!1!111」と返ってきたんだ
何を言っているか解らないと思うが
俺も何を言われたのか解らなかった
むこ○ぶち燃えこわいとかそんなんじゃねえ
もっとおそろしいものの片鱗を(ry
まあそういうわけでして、
江崎さんと後堂さんのお話です。
「アナタ、やはり飲み込みが良い。来て頂いて良かったです」
なにが『来て頂いて』だ。
後堂の目尻がビキリと引き攣る。
この男の下に居るのは仕方の無いことだとして、まるで招待を積極的に受けたというような言い回しは神経に障った。
ノートパソコンのキーボードを叩きながらだが、そんなことを考える。
「……お役に立てたなら光栄ですよ」
心にも無いことを言う。
心にも無い笑顔で迎えられた。
「大いに役立ってますヨ」
無能ではないだろうが、今の己が今の状況下において有能かと問われれば、後堂自身答えに窮する。
今までの仕事とはまるで違った、法律に関わる仕事。それを江崎に押し付けられた。
プライドで必死に勉強はしているが、自称『現役じゃない』江崎の知識にまだまだ全く追いつけてはいないのだ。
困惑、よりも、苛付いた表情を浮かべたのを読み取ったのだろう。江崎は言葉を付け加えた。
「…ふふ、勿論、”仕事”でアナタが本当に役に立つのは少し先です」
まるで困っているかのように眉根を寄せる。
表情と心境はまったく違うのだろう。
この男は楽しんでいる。
歪んでいる。
今更ながらに、思う。
この男は歪んでいる。ある種の狂いですらある。
…なのに、歪みも狂いも持ち合わせていなさそうな、あの人鬼に敵わない。
「良い目ですよ、後堂」
喉を震わせて江崎が笑う。
「買い上げた甲斐がありました」
そこまで、読んだ者を、普通ならば傍になど置かない。人は見透かされることを本能で嫌う。だが、江崎は見透かせと笑う。その上でこちらを支配しようとする。
捻じ曲がった愉悦。
あの卓に揃う者を中々見つけられない、『ひとでなしの世界』に棲む者を見つけられない歯痒さが生み出したのか。
この思考をすら、江崎は読んでいるのだろう。
そうして待っているのだろう。
さァ、何を切りますか?
振り込めば終わり。この遊戯は終わり。
後堂の命もおそらくそこで、終わり。
馬鹿げている、ふざけている、人をひととも思わない、ひとでなし。
「…そのうち、買うんじゃなかったと後悔させて差し上げます」
失望からでなく、絶望で、この台詞を言わせてやる。
江崎は楽しげに、何度かの拍手を送る。
「はは! 楽しみにしておきますよ…!」
この男が人鬼と再戦するのに、3年を費やしたというのなら、己も何年掛かってでも。
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