いわゆる裏的な
Posted by 瑞肴 - 2010.08.01,Sun
つよいこよいこー
むこうぶちSS ひかえざ
むこうぶちSS ひかえざ
「…のど、かわきました…」
けへり。
江崎が小さく咳き込んだ。
外はまだ薄明るい。
ホテルの備え付けの飲み物が何かあるだろうと探してみたら、インスタントコーヒーのセットが転がり落ちた。
「コーヒーでいいな?」
日蔭は、駄目っ子生物ではあるが一応鬼ではない。
江崎の喉が枯れた原因が自分にあるとは一応認識しているので、紙コップを手に取った。
「……ヤです」
「…何?」
ぷいっ。
ぷいってお前。
「ヤです、ミロがいいです。冷たいミロ飲みたいです。ミロが」
ミロとは何だったか。日蔭は暫し考えた。
30秒後、脳裏に例の緑色の缶が思い描かれる。
「…ミルクコーヒーもミロもそう変わらんだろう。コーヒーを飲め」
「ヤですー、あ、口に出したらもっと飲みたくなってきました。ミロが飲みたいんです甘いのがいいんです。…飲みたいです… 駄目ですか…?」
枕に顔半分埋めたまま駄々を捏ねられ、思い切り眉を顰める。
江崎は滅多に自分の希望を言わない。会う日取りも時間も、食事も睡眠時間も、殆ど日蔭の提示に乗ってくる。
「………、仕方ない。買ってくるから大人しく待っていろ」
「ありがとうございます日蔭サン。優しいんですね、素敵です」
言葉の洪水。江崎は笑った。少しだけ、困ったように。
「減らず口を叩くな、起き上がれないならもう少し寝ていていい」
「ではお言葉に甘えて」
ミロ、甘いから好きなんです、と
ベッドの中で狗が零した。
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見た目甘い。でも何か微妙w
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