いわゆる裏的な
Posted by 瑞肴 - 2010.08.02,Mon
命日でしたか。
少し遅れましたが追悼になるんだかならないんだか
平山SS。死にネタ。
少し遅れましたが追悼になるんだかならないんだか
平山SS。死にネタ。
死 に た く
な
さいごの記憶は、裂けそうな喉の痛み。
だって、こんなことになるなんて思っちゃいなかった
(いいや、解っていた。この異様な屋敷に着いてすぐに)
ただ、大金を、金も暇も持て余しているなら、金くらい寄越せと考えただけで
(金なんて他からでも手に入る。ただあの人の関心を引ける何かを得たかった)
俺は、何も悪いことなんてしてはいないのに、ただ若いからという因縁をつけられて
(何をしていたんだろう。折れた心しか持たない自分。羨望と絶望)
無理矢理、血液を奪いとられて―――
(馬鹿げている、こんな、何にもならない無益なギャンブル―――)
「平山君」
怪物が笑う。
「お望み通りの結末じゃろう?」
ああ、きっと、怪物だから心が読めてしまうのだろうと
薄らぎ消えゆく意識の中
とっくの昔に死んでしまいたかった男は、思った。
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