いわゆる裏的な
Posted by 瑞肴 - 2010.08.05,Thu
俳優パロ アカ鷲SS というか駄(目な神)域がかわいそう。
「ぅ゛、ううううううぅうううう」
アカギが唸っている。
赤木はまだ火をつけていない煙草を咥えて澄ました顔で。
年の功故に口のたつ中年が気紛れに青年を虐めていた。
アカギは口喧嘩が非常に下手だ。
ボキャブラリーが少ないし、基本的に、故意に相手を傷付ける言葉を思いつけない。
そこで、悔し紛れに唸っていたところに救いの手が現れた。
「アカギくん?」
「…っ鷲巣さん…」
青年と中年を交互に見上げた鷲巣は、にっこりと、常の微笑を浮かべる。
「…赤木君?」
ちょい、と、手招き。
逆らい辛い赤木がしぶしぶ顔を向ければ、眼前に、手。
「めっ」
驚く間もなく、親指で固定されていた中指が
ばつこーん と。いわゆるデコピンを。
「のぁ゛っ!!!」
ちょっと顔がのけぞるくらいの刺激に、思わず鈍い声が出る。
「あまりアカギ君を虐めてはいけないよ? 大人なのだから」
それは正論かもしれないが、だからってアンタ、未だに日本刀を片手で握って素振りできる握力でもって思いッ切りデコピンしましたね?! 痛いっつーか痺れてるんですけど俺のデコ!
クラクラした頭を抱えた赤木の突っ込みは胸中のみ。
「おっ、俺だって大人ですっ 虐められてません!」
「比喩だから、子供だなんて思っていないよ、大丈夫だよ」
これが猫を被るということか…。
正しい日本語の正しい使い方を日々修練できるという素晴らしい環境の中、赤木は何処からツッコミを入れるか考えながら、咥えた煙草に火をつけた。
PR
Comments
Post a Comment
カレンダー
カテゴリー
最新コメント
[01/18 スーパーコピー バッグ 口コミ]
[01/16 スーパーコピーブランド財布N級品]
[11/06 シャネルスーパーコピー]
[10/20 ブランドバッグ・ブランド財布N級品販売通販]
[02/11 瑞肴]
最新トラックバック
プロフィール
ブログ内検索
最古記事
アクセス解析
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
Powered by "Samurai Factory"