寓話

むしゃくしゃしてやった。
イメージむこうぶちＳＳＳ

「どうぞ」

昔々、記憶も朧な大昔。

騎士が跪き、その頭（こうべ）の前を、それに目もくれずに歩く姫君の童話があったかもしれない。




やくざなのか、唯の性質の悪いゴロツキにか、刃物を向けられ絡まれた黒衣の君は、衣服数箇所を裂かれた狗の前を通り過ぎた。

「ありがとうございます」
「仕事ですので、お気になさらず」

黒衣の男は闇に消えて、狗は相変わらずの微笑を浮かべる。

「貴方との卓を得る為なら、貴方を如何様にしてもお守りしますよ、つれない姫君」

たったそれだけの為に生きる狗だから。













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イメージで。

傀さんはあんなだから、絡まれたりすることも多かろうなあと。
自分で何とかするんだろうけど、今回は御無礼乱舞した後で、
目撃情報から現場に急行した江崎さんに偶々襲われるとこを見られて
江崎さんが割って入った感じ。

江崎さんは傀さんの麻雀を守るためなら、傀さんの生命も守りますよというスタンスで。
逆に「そう」したら傀と麻雀打てますよ、って言われたら、どんだけエグいことでも傀さんに対してしてのけると思います。
傀さんとの麻雀＞越えられない壁＞その他すべて　な人ですから。