いわゆる裏的な
Posted by 瑞肴 - 2008.06.10,Tue
変なテンションで変なもの書く。
捏造ファンタジー注意なアカギSS。
「なァ、アンタ死にたくないんじゃなかったの?」
「…なんじゃ唐突に」
「親父が言ってたよ、なぁ、死にたくないんじゃなかったの?」
「和尊か、余計な事を」
「な・・」
「煩い。何が言いたい、わしは頭の悪い餓鬼と問答する気はない」
「……なんで、死にたくないのに親父に逆らうの?」
わらう。哂う。
「だから貴様は愚鈍な二代目などと指差される」
いかりでふるえる。
「わしがわしで在れば、和尊はわしをどうとも出来ん。言わねば解らんか。頭というのは学業に秀でていれば良いというものではない、貴様はそこを踏まえて更に様々を学ぶべきだ。そんなもの貴様の父親を見れば自明の理だというのに、言わねば解らんか。救いようのない愚図め」
「……~」
「なんじゃその目は。わしに逆らうか?」
「…おかしいだろ、その言い草は」
「フン、自分の父親が気まぐれに作った、過去の遺物のたかがクローンの分際で、などと言いたそうじゃな? わしと対等に勝負が出来るようになってからなら、言うがいい。だが今の貴様に負ける気なんぞ微塵もないわ」
「なんで巌さんは、そんなエラそーなの」
「貴様よりも、わしが上に居るからに決まっておる」
「(どうしてそんな風にしていられるの。この屋敷から出ることも出来ないのに。毛嫌いしてる兵頭の手の中で。親父の掌の上でアンタだけが。親父に屈服していない。)」
「話はそれだけかね。満足したならさっさと出て行けい」
「…うん、じゃぁね、巌さん」
「頼りない餓鬼め」
”巌さん”そう呼ぶ許可を無言のうちに得ているのは、自分だけだと和也は知らない。
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