いわゆる裏的な
Posted by 瑞肴 - 2008.06.16,Mon
またしても帝愛ネタ。
これ需要あるのかなあ・・・w
横たわって眠っている少年を見せられて、その壮年の男性は、それ以上ないほど取り乱した。
「これは…この方は…」
「彼に”ひとり”は相応しくない。君に、彼の傍に居る権利を与えよう…。従者でいる権利…」
「…っ兵頭…」
「君にあるのは選ぶ権利だけじゃ。さあ、どうするね? 君の主が目覚める前に、決断しなさい」
クククカカカ。哂う。耳障りにわらう。
「さあさあさあ、わしに見せてくれ、君の決意を…っ、忠心を…っ!!」
ヒトの尊厳を捨て、犬になれ。
この複製品をすら護りたいというのなら。
「…なんかこの犬、ずっと俺の方見てるんだけど」
「貴様を値踏みしとるんじゃろう。この犬は頭が良い」
「ふーん…」
「和尊が言うには、四分の一ほどがわしの昔の部下らしい」
「ぶ…っ」
カイジが、飲んでいたビールを盛大に吹き出す。
「……選ばせてやったと、喜んで志願したと、やつめ、ぬかしおった」
手の中のカードが握り潰される。
「屑が…っ、わしを怒らせることにばかり執心しおるわ…」
カイジには、とても、いえなかった。
怒りに滾る、恐ろしいほどの威圧感・妖気、それが兵頭と似ているなどと。心臓を直接掴まれるような怖気を、その視線に感じる、などと。
犬の、犬の?澄んだ目が、じぃっとカイジを見上げていた。
PR
Comments
Post a Comment
カレンダー
カテゴリー
最新コメント
[01/18 スーパーコピー バッグ 口コミ]
[01/16 スーパーコピーブランド財布N級品]
[11/06 シャネルスーパーコピー]
[10/20 ブランドバッグ・ブランド財布N級品販売通販]
[02/11 瑞肴]
最新トラックバック
プロフィール
ブログ内検索
最古記事
アクセス解析
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
Powered by "Samurai Factory"