いわゆる裏的な
Posted by 瑞肴 - 2008.06.17,Tue
とにかくアカ鷲に飢えているので自分で補給するよ。
6/18 続き追加。一気にエロ成分が追加されました。たぶんまだ続く。
腕が重い。
アカギは静かに瞼を開いた。
「………」
寝つきも良いし目覚めも良いアカギが見たものは、すやすやと眠る白い猫、ならぬ、元・白い猫。今日、眠るときには確か、白い猫は自分の腹の上に乗って丸まっていたはず。
何故、いまこの姿に。
鷲巣の頭を腕に乗せたまま、アカギは静かに考えた。もともと、鷲巣は猫である。わざわざ人の姿を取る方が珍しい。アカギが望んだ場合は話は別だが。
『…う゛~…』
眉間に、縦皺。
アカギの体温に自ら擦り寄りながら、鷲巣は苦悩いっぱいの寝顔で「アカギィイイイ」と寝言を零した。どうやら、色っぽい方向ではないようだが、夢の中でアカギにいじくられているらしい。
「……っぷは」
小さく笑う。
「…可愛いな、アンタは」
喉で笑いを殺しつつ、アカギは眉間の皺に口付けた。ぴくりと、眉が動く。
唇を奪い貪ったら起きるだろうか?
起きて、今度は、夢の中の自分にではなく、この自分こそを呼んでその目に納めればいい。アカギは欠片ほどの躊躇いもなく、薄く開いた唇に貪り付いた。
『ぅ゛?』
呼吸の邪魔をされて、鷲巣がぴくりと瞼を震わせる。
気にせず、そのまま存分に舌を味わっていると、流石の寝つきも目覚めも悪い鷲巣も目を覚ます。
『~~~?!』
反射で舌を噛まれそうになって、アカギはやっと顔を引いた。
「やっと起きた」
『何が”やっと”じゃ、殺す気か!!』
しー。
アカギの人差し指が唇に触れる。そうされて、鷲巣も此処が他人の家であるということを思い出した。そっと、窺い見れば、いびきを立てて巨漢(鷲巣にとっては)が眠っている。そういえばそうだった。
勝手に口を塞いできたアカギを怒鳴りつけたいのは山々の鷲巣だったけれど、それで隣人を起こしてややこしいことになるのも億劫だった。正体がバレても、最悪”喰って”しまえば良いけれど、こんな毒にも薬にもならなそうな男を、というのも食指が動かない。
『…もうするな、わしは眠い、寝る』
なので、言いたいことだけ言ってシカトすることにした。またされては適わないので、さっさと猫の姿に戻ろうとすると、アカギにがちりと腕を掴まれる。
『む…?』
いぶかしんでいると、また唇を奪われた。
勝手に進入してくる舌を、今度こそ、もう噛み千切る勢いで歯を立ててやろうとすると、アカギの手がするりと、鷲巣の足へと伸びる。
『む゛!』
深く、唇を合わせて舌を絡めたまま、手と指が内股を撫で上げる。背筋が粟立ち、慌てて両腕でアカギを押しのけようとするものの、既にのっしりと覆い被さっている精悍な青年を退けるのは難しそうだった。
「…ん」
『んむーっ』
どちらかと、いえば。
騒がれて、男に目を覚まされて、ばつが悪いのは男の知り合いたるアカギではないのかとも思うのだけれど、そういえばこの鬼っ子にそういう理屈は通用しまいと、鷲巣は心中歯噛みした。
体温で包まれ、舌を吸われて、押しのけたいのに抱き締められる。更に、手が、足の付け根に触れてきた。
『っ~~?!』
小さくちいさく、口付けの合間に吐息が漏れる。
『ん…っ』
するとさらに、追い立てるように。
反応を僅かずつ返す鷲巣を愉しむように、アカギの指が、硬くなる熱をなぞっていく。衣服の上、根元からそろそろと、かと思えば性急に扱く指は的確に快楽の弱点をついて。
『ンッ、ぅ……っん!』
やっと唇を解放されるけれど、このタイミングでは苛めだとしか思えない。生理的な涙の滲んできた目がアカギを睨み付けるが、澄ましたもので。逆にアカギは顔を近づけ耳元へと口を寄せ、耳朶に噛み付きながら囁いた。
「アンタの声が聞きたくなった。…クク、…”お仕置き”するって言ったから…丁度良いな」
『~~っァカ…っ ンンッ、ん!!』
なにを、都合の良いことを。
声にはならなかった。罵倒の音量を抑える自信は鷲巣には無かったし、それが途中で霰もない声に変換されるのも御免被りたいところだからだ。
濡れた耳に息を吹きかけられる。ただの人間よりもずっと聴覚が良いのを、これほど悔やむのはアカギが自分の耳に食いつくときくらいだ。
『くふ…っ』
声を漏らしたくなくて、アカギの肩に食いつく。アカギが小さく、嬉しそうに、笑うのが聞き取れ、ただでさえ赤い顔を更に赤く染める。
いつの間にか手は素肌に触れており、汗ばんだ内股を蠢き嬲る。指先が先端に掛けられて、鷲巣は声にはならない悲鳴を喉で殺した。
『~~~ッツ』
「…いつもより興奮してるな」
反論の前に先端を指で擦られて、強く肩に噛み付いた。声を殺そうとするから、呼吸が辛い、呼吸が辛いから酸欠で頭がくらくらする。ぼやけてくる思考の中で、快楽だけが鮮明に、体と脳の芯まで届く。
『ん、ンッ、…っ』
ぬめる熱を弄られて、小刻みに腰と足が震えてきた。次第に、出したいと、解放されたいとそれだけしか思い浮かばなくなってくる。
「出したい?」
『ヒゥッ…!』
アカギの声は、特別低いわけでもないのに、体の奥へ沈んでいく。だから、こんな、熱で浮かされて無防備なときは、この声に問われるとこたえてしまう。先端を先走りで濡らし、熱を震わせる鷲巣がほんの僅かに頷く仕草を見せた。
肩に噛み付いていた牙を外させて、体をずらす。鷲巣自身を口に含めば、いつのまに出ていたのだか白い猫の尾がアカギの首に絡みついた。
『…っふ、…く、…ァカ、ギ…っ』
噛み付くものがなくなったので、自分の服の肩口を噛み締めた鷲巣が手を伸ばす。アカギの白髪をくしゃりと握る指は細い。促しているのか、巻き付いた尻尾がアカギの首を引き寄せた。
「ん…?」
この尻尾だけはいつの時も素直だななどと感慨抱きつつ、アカギの舌先が舐め上げる。
『~~~!!』
か細い悲鳴。
意に解さず、更なる蹂躙。根元から包み上げ扱き、吸い上げると、咥内の熱は膨張し髪を掴む手により一層力が篭った。そのまま、喉の奥に先端をあてがい擦ってやると、小さく跳ねながら、白濁の粘液が先端から迸る。
『ンク…っ、っ、っつぅ゛!!!』
頭の中が白く弾けて、鷲巣はそのまま意識を失った。
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