いわゆる裏的な
Posted by 瑞肴 - 2011.02.03,Thu
むこうぶち妖怪パロSSS
童天狗が事務所に遊びにきました。
童天狗が事務所に遊びにきました。
「恵方巻きプレイとかしないの?」
ゴボッ。
これは、後堂が茶を吹き出した音。
とてつもない話題を振られた江崎はといえば、軽く首を傾げている。
「江崎サン、イベント好きそうじゃん。でももう夜なのにアノ人来てないし、しないのかなーって」
私的ストックである業務用麦チョコをバリバリ食べていた裕太から袋を奪い返し、江崎は軽く肩を竦めた。
後堂は、ほどよく茶で濡れた机を布巾で丁寧に拭っている。
「私はしたいンですけど」
ゴトッ
これは、後堂がまだ中身の入っていた湯飲みを倒しかけた音。幸い、ギリセーフ。
「日蔭サンは流行りものがお嫌いなんです。『なにが恵方巻きだ商売ッ気の為に妙なでっち上げをして、これだから人間は好かん。猥雑な小者の妖を節操なく生み出すくせに古くからのモノを蔑ろにする』」
イントネーションと顰めッ面がそっくりだったので、裕太がぶふぅと吹き出した。
「ここまで言われた後で、恵方巻きネタなんて振れませんからね。怒られるだけです」
「あー、ナンギな人だね」
「恵方巻きは立派ですよ」
「江崎、食欲が失せるので止めて下さい」
自分の人生において必要性の無さランキング、第三位くらいにはいるほどどうでも良い情報を手に入れてしまった後堂である。
これから約30年後、恵方巻きロールケーキの誕生に日蔭が軽くプチ切れるのだが、それはまた別の話し。
PR
Comments
Post a Comment
カレンダー
カテゴリー
最新コメント
[01/18 スーパーコピー バッグ 口コミ]
[01/16 スーパーコピーブランド財布N級品]
[11/06 シャネルスーパーコピー]
[10/20 ブランドバッグ・ブランド財布N級品販売通販]
[02/11 瑞肴]
最新トラックバック
プロフィール
ブログ内検索
最古記事
アクセス解析
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
Powered by "Samurai Factory"