いわゆる裏的な
Posted by 瑞肴 - 2010.07.13,Tue
ちょっと久しぶりに。
俳優パロで駄(目な神)域×ワシズさん。
甘やかそうとして失敗する。
俳優パロで駄(目な神)域×ワシズさん。
甘やかそうとして失敗する。
折角の休みなのに、こんなものでよいのかと、ぼんやり思う。
木枠の窓にかけた肘。
連れは、両手をそこへ掛けて、きらきらと目を輝かせて眼下を見つめている。
旅館で用意されていた浴衣をきっちり着込んでいるところが、なんとも、らしい。
既に着崩れた浴衣姿の赤木は、その横顔を眺めている。
盆踊りが見てみたいんです。
珍しく重なった数日の休日。
何処か、出掛けたいとこでもあるかと、聞いてみればそう返ってきた答え。
日本古来からのお祭を間近で見てみたくて。僅かにはにかんだ相手の為に、盆踊りの会場を宿から直接眺められるような、土地と祭をインターネットで調べた。
首都からは少々遠い土地だったけれど、高速を使えば直ぐだ。
祭囃子と、火の灯りだけが闇夜を埋める。
「…踊りに行かなくて良いのかよ」
お面をつけての参加者もチラホラ居るようで、流石に素顔のまま踊りの輪に加わるのは(芸能人的な意味で)難しくても、顔を隠せばなんとかなるだろう。
しかしワシズはやんわりと首を横に振った。
後ろで尻尾のように括られた黒髪も揺れる。
「本当に、運動音痴なので…。目立ってしまいますから」
見ているだけでも楽しいんです。
照れながら笑った顔が、櫓の灯りに照らされた。
こんなに嬉しそうなのだから、最後まで見せてやりたいという思いと、その顔で俺を見ればいいのにという思春期のような思いがない交ぜになり、結局赤木はワシズの手を取り己の腕の中へと引っ張り込んだ。
「赤木さん?」
緩やかな闇夜も熱気渦巻く櫓も踊りの輪も、これに比べれば、どうしたってどうでも良いのだ。
思いつつ、畳の上に、不思議がる視線で見上げる体を横たえさせた。
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