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いわゆる裏的な
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Posted by - 2025.04.07,Mon
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Posted by 瑞肴 - 2009.01.27,Tue


めもめも。
いれてないけどそういう状態。

…一言に分り易くまとめると、どうしてもこの表現になるんだけども
なんだこの頭の悪いメモは…。

あ、あと投稿する鷲巣様…。


以下、かぐやひめ。
思ったより長くなっちゃった…てーかギャグのつもりだったのに…
なんか、…なんだ…?







輝夜姫といのが居るらしいと、時の帝の耳にまでそんな噂が届けられた。
帝にとっては至極下らない、下世話な噂である。
その”姫”とやらは求愛の証に宝物を要求したりもするらしい。貴族達は、こぞって宝物だなんだを探しに人を使っているようで、そんなことに金を使うならもっと別の有意義な使い方もあるだろうが屑共が、とは帝の感想である。
「……気に入らん」
帝は御簾の向こう側で目を細める。
人心を掌握するモノは、一人で良い。
相手が女であれなんであれ、自身の所有物である貴族共を良いように扱うモノを、帝が放置するわけもなく。
「見定めてくれるわ」
内密に、帝は姫を訪れることに、した。
真実、人の心を捉えて離さないような魔物ならば、支配下におくか、さもなくば。





輝夜姫に会うには、輝夜姫の養父にまず伺いをたてなければならない。養父は今日もホクホクだった。チラと輝夜を見せるだけで結構な金を搾り取るのだから、ボロい商売だ。
当の、輝夜姫はといえば、特になんの感慨もなさそうに、被っていた鬘(かずら)をその辺に放る。
「これ…邪魔だからあまり被りたくないんですけど」
端正な面立ち、高価そうな女物の衣、しかしてそこから発せられた声は、落ち着いた、青年の声。
「人と会うとき以外はうっちゃっておけばいい…!」
金勘定に忙しいらしい。輝夜は、別に構わないというように肘掛に頬杖をついた。養父はなにやら自分を餌にして金を巻き上げているが、自分の望む賭け事の場も設けてはくれている。今のところ、不満はあまりない、今のところ。
「安岡さん」
「ん? なんだ?」
「もっと熱い勝負がしたい」
「……アカギぃ」
まだ、足りないかと養父などは思う、凡人なので。
輝夜の望む勝負は比喩でなく”命”を賭けるほどのもので、相手を見つけるだけでも大変に骨を折る作業。
「…此処も、…退屈だな、案外…。クク…」
輝夜は何処だかの地を追い出されて”此処”に来たらしい。
『ちょっと、やり過ぎちゃって』
本人はそう述べているが、輝夜のちょっとはパンピーのものすっごい、である。何やったんだかなと、恐いので、聞かない。
「まあまあ、まだちょっと稼いでいけよ…!」
「……」
どかどかと、離れた通路から喧騒が聞こえてきた。
「…ん?」
足音が複数、近付いてくる。
「お待ちください、どうか、あの、どうか…っ」
「失礼します」
「あああっ、そっちは…っ、!!」
パァニ。
勢い良く、障子が開けられた。
ぞろぞろ突入してきたのは白いスーツ黒いグラサン…ではなく、白い装束の青年たち。
後に、控えているのは。
「……”姫”と、聞いておったがな」
「は」
「男に見えるが?」
「…はっ、そのようで…」
フン。
帝は鼻を鳴らした。
次いで、くつりと哂い。
「人心を悪戯に惑わした、…それに相応しい罰をくれてやれ」
「はっ」
唐突な展開に固まっていた養父は、帝の最後の言葉にやっと反応した。
「なっ、待って、待ってくれ! これにはわけが…」
「下賎の言葉でわしの耳を汚すな」
白装束たちが、素早く動く。
あっという間に口を塞がれ四肢を束縛された養父がもぞもぞともがいている中、座したままの輝夜が帝を見上げている。
帝は、まったく興味がないというように身を翻した。
「待てよ」
衣の裾を掴まれる。
顔半分振り向いた帝の目は、冬の海より冷たかった。
「無礼者。手を離せ」
真実、なんの興味も、関心も抱いていない瞳。
輝夜は薄い笑みを浮かべる。
己を異物として捉えなかった、相手は初めてで。
「アンタも異端か」
帝はほんの僅かばかり、片方の眉を上げた。
「…そうなんだな? クク…、面白い、やっと本当に面白い…。
 なぁ、アンタ、俺と勝負してくれよ」
「…あ゛?」
「今までに、むしった全ての宝物を賭けていい。しようぜ、俺と…!」
帝は
忙しい身である上、こんな若造の言うままに動くなんて気が進まなかったのだけれど、
男の言う”宝物”には興味があったし(貴族が何をむしられていたかは一通り調べて知っていたので)、なによりも、勝負と名のつくものに己が負ける要素など何一つないと確信していたので、少し、間をあけてからだが頷いてみせた。
「…よかろう。その言葉、忘れるな」

数刻後。

帝は、呆然、というように己が手を見下ろしている。
何が、あった。
何を、した。
というか、最後の、勝負。
己は、賭けてはならないものを賭けてしまったと、思い出す。
「…帝」
輝夜に呼ばわれた帝は、背を震わせる。輝夜は構わず、帝の傍に寄り、目を覗き込んだ。
「アンタの持つモノすべて、賭けると言ったな?」
「……っ!!」
そう、賭けるものを、勝負の度にどんどん失っていった帝は最後のさいご、輝夜の促すままにその全てを賭けると言い切った。
「…なに、が、…っ、望みじゃ…。…地位か、……更なる金か…っ!」
震えそうになる語尾を意地で捻じ伏せ、帝は輝夜を睨みつける。
「クク…、要らねぇよ、そんなものは…」
「……ぁ゛…?」
輝夜は帝の手を取り、指先に唇を落す。
「アンタが欲しい。…自身こそが、アンタの最も大切な所有物…だろ?」
「…はぁっ?!」
輝夜の言ったことは、間違いではない、ないが、それはどういうことなのか。帝の脳内が白く染まる。
「鷲巣巌、アンタの全ては俺のもんだ」
薄い切片のような輝く月を背に、輝夜が笑った。
帝は、驚きに目を見開いて輝夜を見ている。


ああ、こうして出会う為に、月から此処へと堕ちたのだと、おもった。



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