いわゆる裏的な
Posted by 瑞肴 - 2010.05.03,Mon
最初に謝っておきます。
神威がくぽの中の人が好きな方、ごめんなさい。
台詞を一節お借りしました。
それが決め台詞?だと聞いて、こりゃ俳パロで書くしかねーやと思ったのです。
「………」
「……」
「…………、…あ…?! わっ! 鷲巣さん!! いつから…っ」
「少し前からね」
帰宅した自邸。
アカギが訪れているということで、真っ直ぐ応接間へ向かったのだけれど、ソファーに掛けたアカギは熱心に本を読んでいた。
だから、斜め後ろから暫く眺めていた鷲巣である。
「気付かなくってすみません。おかえりなさい」
声を掛けなかった方が、どちらかといえば悪いのだから謝ることもないというのにアカギは律儀だ。
「ただいま。…後少しだね、読みきってしまうかい?」
「――…はい。…良いですか?」
恐らく、演技に関わる何かなのだろう。アカギが、一時的にとはいえ鷲巣より優先させるならば、それしかない。
「どうぞ」
そうして、アカギの視線は本へと戻る。
鷲巣は大人なので、黙って時間を潰す術には長けている。
真剣なアカギの横顔を、ただ見つめる。その視線すら気にならないのだから、随分と没頭しているのだろう。
「……」
「………」
何度か、ページを捲る音が繰り返される。
そこに、不意に違う音。
ちゅっ。
「……え?」
鷲巣の唇が、アカギの頬から離れていく。
「…ごめんね? つい、しちゃった」
真剣な横顔が、とても綺麗だったから。
「~~~鷲巣さんっ!!」
がばー。
「アカギくん? 本、まだ読み終えて…」
「いいんです、後にします。俺も鷲巣さんにキスしたいです。…ホントはおかえりなさいってキスでお迎えしたかったんです。今します」
引っ張って、膝に乗せて何度も口付けを繰り返す。
「…おかえりなさい、鷲巣さん」
「…ただいま、アカギくん」
かわいい、かわいい。
どうしてそんなに可愛いんですか、もー!!
ハートマーク撒き散らし過ぎなアカギがソファーから落としかけた本を、骨張った手が指で引っ掛けて拾い上げ、ソファー横のサイドテーブルの上に、置いた。
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