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いわゆる裏的な
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Posted by - 2024.05.16,Thu
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Posted by 瑞肴 - 2010.09.13,Mon
鋼の錬金術師のパロディでアカ鷲ss。
「愛のままに我が儘に~」を聴いてたら浮かんだなどと、そんな馬鹿な。どういう歌だと思ってるのかあれを。
















あれは、フラフラと地上を彷徨っているようだった。
鷲巣にとってはそれはどうでも良いことで、自分の目的さえ達成できればそれで良い。

駒は減り、つまりは戦力も減り、それでも計画は進みきった。
 
 
 
皆既日食
 
 
 
それを機に、惑星(ほし)の扉を開く。
もうあと数分、数秒、ほんの少し。

すべてをこの手に。

これで何もかもが手に入る。
きっとこれで何もかもに満ち足りる。

「時は来た……!!!」

何が強いのか何が正しいのか。
人というちっぽけな存在が我が物顔で支配したフリをしているこの世のすべてを手中へ収められれば、わかる。

「開け、真理の扉っ…!!」
「――扉を開けて、神になりたいのか? フラスコの中の小人」
「……!!」

太陽と月が重なり合う。

「貴様、何故…、何故、今…」

それは笑った。

鷲巣に血を分け与えたそれは笑った。

「アカギ…!」
「何故…って、俺も今日を待ってたからさ」

手首を掴まれる。

首を落とすつもりで力を揮うが、それだけではこの男を殺しきれない。

「やめろ、きさま、邪魔を…」

月が、太陽が、通過してしまう。円が円を成さなくなる。
術の発動のタイミングが

ズレてしまう。

思ったときには、既に『アカギが』錬金術を発動していた。

「ん、な」
「神になろう、鷲巣巖」
「何」
「神になろう、俺たち2人で。この300年、アンタの錬成陣に上書きしてきた。――アンタが陽で俺が陰、2人でひとつの神になって」

赤い目、白い髪。
鷲巣と同じ。フラスコの中のたゆたうものを、意思あるモノへ変化させた。たったひとり、血を分けた同一の存在。

「戯言を…!!」

何度も殺す。叩きつける。しかしアカギの腕は離れない。それなのに術が発動している。

「永遠に愛し合おう、鷲巣巖」
「ふざけるな赤木しげるぅううう!!!!」






ああ、そうだ、殺し合おう。
愛し合おう。

神になろう不死になろう。

惑星(ほし)の上に2人っきりになるまで、殺し合いを繰り返そう。







たった1人だけの愛しい血族。
 
 




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流石に補足
ホーエンハイムがアカギ
フラスコの中の小人が鷲巣様

うちのファンタジー系のアカギってこんなんばっかりだのう…と思いつつ。

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