いわゆる裏的な
Posted by 瑞肴 - 2009.03.02,Mon
ギャグだよ。…多分。
えーっと
どうしてこんなことに。
もそ・・もそ・・と口の中の物体を咀嚼し終えた仰木は、ごくりとソレを飲み込んだ。
「さあ、当てられるものなら当ててみるが良い。…そのチョコレートは日本の百貨店で購入した日本のチョコレートか、海外から態々取り寄せたものか?」
俺はなんでこんなことを。
こんな、菓子の味などわかるわけがない、食べ慣れていない上に好んでもいないものの価値を問われても、まったくわからない。
「…うう」
はじまりはなんだったか。
鷲巣麻雀開始から
『茶の一つもでないからな、この家は…』
嫌味を言ったつもりは、あまり、なかった。
緊張で喉はカラカラで、だのに卓についている鷲巣は時折、グラスに注がれた水に口をつけている。つい、口から言葉が転がり出た。
機嫌がよろしくなかった鷲巣はその言葉を拾い上げ、杖突きつけて睨みつけてきたのである。
『味もわからん塵に出すような茶など無い』
さらに、畳み掛けるように。
『…いやいや、そう言うからには君は余程舌が肥えているのじゃろうな? このわしの邸で、このわしの所有物を欲したのじゃからな?』
『いやあのご老人、そういう…』
『これは失礼をした。茶を出させよう。だが先に君の舌がどれ程のものか、わしに試させてくれ。…良いな!!』
も、ほんとスイマセンでした。
もう言わないんで絡まないでください。
仰木、素直な感想。
しかし、あれよあれよと舞台は整えられ、このありさま。
何が悲しくて暑い夜中の雀卓傍で、もそもそチョコレート食って格付けチェックされにゃならんのか。
わからない、さっぱりわからない。
…味は濃い…、気がする。大昔、食べたチョコレートというモノとは、違う気がする。
しかしこの老王が、先ほど仰木を塵と断言したこの男が、いくら相手を試したいからといって、それほど高級なものを提示するだろか?
…否。
「答えは出たかね?」
「ぐ…っ。 …に、…日本、の…」
鷲巣の顔に亀裂が刻まれる。
即ち笑みが。
「!!!」
間違えた。
「くくくっ…くふははは…っ!! そうじゃろうそうじゃろう…っ 所詮塵は塵…っ!」
冷笑というか嘲笑というか、少しは気が晴れたのか笑う鷲巣にちゃちゃを入れたのは、やはりというかこの男。
「鷲巣巌」
「…ぁ゛? …なんじゃ、赤木しげる…」
煙草吸いつつ傍観していたアカギが立ち上がる。今は、採血針は抜かれていた。
「俺もそのチェックがしたい」
「……はぁ?!」
「食って、その価値を見極めればいいんだろう?」
鷲巣、訝しがる。
しかしてこの悪魔をコケに出来そうな機会、見逃すのも惜しい。
「…ま、あ…貴様がそうまで醜態を曝したいというなら、機会をやらんでも …―――っぅあ゛?!!!」
眉を顰めながらだが、頷きかけた鷲巣の体はフワ・・と浮き、アカギの腕の中に。所謂アレ、姫抱っこ。
「ぁ゛あ?! アカギッ!!!? 何をするか…っ!!」
「まずは食わなきゃ判断出来ねえ」
「はあっ!!? なんじゃ貴様、なにをいって…?!」
「ククク…、なぁに、俺だけってのも平等じゃない…アンタも食えばいいさ…。俺をな」
エターナルフォースブリザード。
吹き荒ぶ吹雪、凍る室内、固まる鷲巣。
すべてをうっちゃって、優雅に足でドアを蹴り開けたアカギが大股に通路に踏み出した。
スタスタスタスタスタスタ。
はっ
「わわわわわ鷲巣さまぁああああああああああああああああッッッ!!!!!」
我を取り戻した白服が、もっそい勢いで駆け出した。
駆け出して、欲しい、そして是非アカギを止めて欲しい。
自ら止めるような気力と胆力はまったく残されていない仰木と安岡は、ただ黙して煙草を吸い始める。
果たして鷲巣巌のお味や、如何に。
PR
Comments
Post a Comment
カレンダー
カテゴリー
最新コメント
[01/18 スーパーコピー バッグ 口コミ]
[01/16 スーパーコピーブランド財布N級品]
[11/06 シャネルスーパーコピー]
[10/20 ブランドバッグ・ブランド財布N級品販売通販]
[02/11 瑞肴]
最新トラックバック
プロフィール
ブログ内検索
最古記事
アクセス解析
Template by mavericyard*
Powered by "Samurai Factory"
Powered by "Samurai Factory"