いわゆる裏的な
Posted by 瑞肴 - 2008.11.09,Sun
はい、女帝(依和緒さん)×平山ですよ。
えろ?注意。
もっと女帝流行ってしまえと思いながら書いた。後悔はたぶんしていない。
珍しく、彼女の機嫌が良かった。
なにがあったのかは判らないが、仕事関係のようだとは推測できた。
例え”狂って”いても、彼女は仕事をするのが好きで堪らないようなので。
その所為なのか、なんなのか、今日は1度だけで解放された。
常は、2度、3度、頭が真っ白になるまで責め立てられる。
別に、彼女がセックスを好んでいるからではない。セックスすると、女性ホルモンの働きが活性化して、体に良いのだそうだ。
雄も、セックスも好まないのに、雌として、女帝である為の手段として体を抱かせる、彼女は、まるで肉体への報復のように精を搾り取ろうとする。
反発心は無論。
しかし、それを完膚なきまでにねじ伏せられる。
心は肉に勝てないだろうと、彼女が嘲笑う。
実際、(こと、彼女とのセックスにおいて)肉は尽く心を裏切る。
狂女のように、彼女が哂う。
嗚呼、たぶんこの女は、それがかなしくて仕方が無いのだと
そう思ったのはいつだったか。
「ふふ…、どうした、1度では物足りんか…?」
「…きげ、ん、…良い、な、……きょうは…」
声が掠れるのは、首を絞められていたからだ。
馬乗りになられて紐で絞められたのだから、たまらない。
「くくく…ふふ、ふふふ…」
彼女の個人的な感情を指摘して、折檻されないのだから、本当に今日は特別気分が良いのだろう。
「………」
上手く力の入らない手で、彼女がまだ手にしていた紐を引っ張る。
僅かに傾いだ彼女の体、ガウンの端をなんとか握りこみ、更に引き寄せる。
「…ふん?」
自分は、何をしているのか。
片眉を上げて見下ろしてくる、覆い被さる形となった彼女の、唇を塞いだ。
舌を出した。まだ、怒られない。
「…っ」
薄く開いた口唇から、舌を割り込ませると、拍子抜けするほどにあっさりと受け入れられた。
動かない、舌を、掬い、絡め、吸い上げる。味わう。
体温の低い彼女の、咥内は(当然といえば当然ながら)ひどく熱かった。
舌が痺れてくるほど長い間、口付け。
「…っは…」
見上げた彼女は、侮蔑ではない笑みを浮かべていた。
なんだろう、なにを物語っているのだろう。わからない。
「…私(わたくし)の肉体には毒があると、昔、私の実兄が言いおっての」
「……?」
「毒がまわると、更なる毒を求めずにはおられんそうじゃ。…いまの貴様になら、この意味が判るのではないか?」
くぅくぅくぅ。彼女がわらう。
「…この毒、貴様にはどう効いてくる? …くくく、…そうじゃな、それを見るのも一興か…」
わらう、おんなは、幼いころ望遠鏡でみた月のようだった。
死を連想させてなお、冷たく美しい。
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