いわゆる裏的な
Posted by 瑞肴 - 2008.11.04,Tue
ぐにゃ・・ぐにゃ・・。
私にしては表舞台で出張りすぎました
ほの暗く狭い何処かでアカ鷲を書く作業に戻ります。
てか表のブログ書いてからカウンタを確認したら、
なんだ…? なにが起きた…?
なんでそんなに回ってるん。びくびく。此処にはただガチホモあかわしな文章しかありませんよ…。
…とかいいつつ、
今回は
女帝×平山とかいってみたりしたりして。
平山さん酷い目にあってます。要注意。えろ。
冷や汗ではない、脂汗。
それを背に、額に浮かべる青年はサングラスの奥から女帝を見上げた。
「・・…ぅ」
絶対零度。
視線に温度があるのなら、そう表現するのが最も適切だったろう。
熱に浮かされた狂気のはずなのに、この冷たさは。
「くふ…、くふふっ…、…さぁ、採血を…。
ゆっくりと、抜かれるのがお好みかね? それとも一息に?」
死にたくないと、暴れても、結局白服の男達に押さえつけられ徒労に終わった。
卓に平伏すような体勢。女帝は、鷹揚に足を組み、皮手袋の右手を白服へと差し出した。
鷲のモチーフの杖が手渡される。
「ふふ、…ぅふふ、…くふふふ…」
ぬるりぬるりと、哂う。
たのしくておかしくて仕方ないのだというように。枯れた指先とくっきりと刻まれた皺と、それなのに熟した果肉そのものの肢体、無邪気…といっても差し障り無い、哂い声。酷いギャップだった。同居すべき要素ではまったくない。混沌としたその存在は、たった2つの強烈な眼が纏め上げている。
「…っ化物め…!!」
平山が、吠えた。
女帝は、片眉だけを僅かに上げる。
「罠を仕掛けて喰うだけが脳の、化物…! 自分より下だって認識した相手としか、対戦できないんだろうが…っ?!」
周囲の空気が怒りに揺れた。
白服たちが発したものである。
「クソ婆…っ!! 男に相手されねぇから、こうやって若い男ばっかり連れ込むのかよ…っ!」
シン、と。
静まり返る室内。
女帝は、無表情に平山を見下ろしていたが、やがて、彼の言うように物の怪そのものの笑みを浮かべて破顔した。
「…運は無いが、思っていたより利巧じゃな、貴様は」
無造作に振られた、杖。
平山のサングラスが吹き飛んだ。
「私(わたくし)を激昂させれば、今直ぐには殺されんと踏んだのだろう…?」
再度、振られる。
今度は床に、赤い飛沫が散った。
「勝負中に、私の性格をそこそこは読んだ…つもりでおるのじゃろう。
口汚く罵れば、プライドの高い私は、よりじわじわと貴様を痛めつけたがる…かもしれない、
その間は生き延びられるかもしれない、と…」
白服たちは、サングラスの下で目を見張った。
この土壇場、そこまで計算して口を開いた若者は今まで存在しなかったからだ。
「ほほほほほ、生意気な…!! 小賢しい…、小賢しい男は好かぬ…」
顎で示され、白服が、卓を横へとずらす。
平山と女帝を阻むものは何も無い。椅子に押さえつけられた青年と、椅子から立ち上がり見下ろす女帝。
次の女帝の動作は平山にはまったく想像できなかったもので、故に、ぐぅの音すら出せずに絶句することとなる。
「………?????!」
スリッパから抜かれた、黒いストッキングに包まれた、足、爪先が
平山の局部を軽く押さえ込むように踏みつけていた。
このまま、踏み潰されるのか。反射でそう感じた平山が、足を動かそうとする、けれど、女帝の動きが早かった。足の指先が的確に、カリ部分を踏みつけたのである。
「…っぐ?!」
「…フン、硬いな。男の死の間際はいつもこうじゃ…なんと醜い」
生存本能というもので、死の寸前というものは、男性の生殖器が反応する。子種を残そう、出そう、と。
女帝の指先は容赦なく、スラックスの上から平山のモノを扱く。
「くぁ…っ、……ぐ、…ん…!!」
手の、指ではあるまいに、的確すぎるだろうと眩暈を感じるほどの技量を示され、必死に口を食いしばる。
土踏まずで陰茎部分を包まれ、椅子に挟んで扱かれる。なんの動揺もみせずに自分を押さえつけている白服たちが不気味で、ゆらゆらと、俯いた視界の中で揺れる細い足、黒のストッキングに包まれた肌が淫靡で、平山は何度も頭を振った。
「私が、男に相手にされないと言ったな…。相手にもされない老女に踏み付けられて勃起するとは、情けない男じゃな…? くくく… そら、もう出るのじゃろうが?」
ぎゅち、と、
張り詰め熱いモノの、先端を捩じるように爪先に力を込められる。
「ぁ、が…~~~、っくぅ……!!!」
足の下で、跳ねる感触。
爪の先が僅かに、じっとりと濡れたのを感じ、女帝は不快げに舌打ちすると足を下ろした。
「汚れた。湯浴みの仕度をせい」
「…は」
もうなんの興味もないのだというよう、踵を返して部屋から出て行く。
しかし、処理について触れなかったということは、生かして残しておけということなのだ。
賭けは吉と出たのか凶と出たのか、
この時点で平山が知る由も、ない。
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