（ダブル）ふびんな子へ

ささぐ。

ぽん・で・だめぎらいおん　は、ナチュラル素材のままの　ぽん・で・りんぐ

とれーどまーくは、赤いサングラス！

きょうも、赤いサングラスをきらきらとかがやかせて、おさんぽ中・・・☆

「いい　てんきだなー…」

ハレた空、白いくも、あおぞらのにあわない、ぽん・で・だめぎらいおんでしたが、ハレた空は好きでした。

おさんぽをたのしんでいると、ふと、道のむこう、木かげに、ひとかげです。

「……うっ、アカギ…」

ぽん・で・あかぎらいおん　です。

ぽん・で・だめぎらいおん　と、おなじくナチュラル素材の　ぽん・で・りんぐ　ですが、こちらは何故かALL国産という、ばかげてとくべつなつくりの、ぽん・で・りんぐです。

「……ｚｚｚ」

「…なんだ、ねてるのか」

ホッ。と。

むねをなで下ろす　ぽん・で・だめぎらいおん。

そこへ、カツカツ、ひづめの音がきこえてきました。

「ぁ゛？　…寝とるのか」

「ｚｚｚ」

えんぜる・しょこら・いわお　です。

どうやら、ぽん・で・あかぎらいおんと待ちあわせをしていたようで、ぽん・で・だめぎらいおんに　いちべつ　を　くれると、はないきだけこぼして、ねむる　ぽん・で・あかぎらいおんを見おろしました。

「アカギ、起きろ」

ようしゃも、ちゅうちょも、ありゃしません。ぽん・で・だめぎらいおんは、えんぜる・しょこら・いわお　の、こういう所がこわいとも思いましたが、すごいとも思いました。

「ぽん・で・りんぐ　を、食したい。とっとと起きろ」

げし。　持っていた、つえで、ぽん・で・あかぎらいおんを小づきます。

せっかく、きもち良さそうにねているのだから、と、ぽん・で・だめぎらいおんは、すこしためらってから、えんぜる・しょこら・いわお　に声をかけました。

「おれの、食うか？」

そいつ、ねてるし。
ひかえめなてい案です。

「・・・・・・・・・。いらん」

がーん。

「うっ…。…どうせ、どうせおれは　ゆにゅうものだよ…っ　国産ひんとは、ちがう…っ！！」

う、うわーん＞＜

だっと　で　走りさる　ぽん・で・だめぎらいおん。

えんぜる・しょこら・いわおは、ほんのすこーーーーーーーーーーーーーーーーーーし、視線をさまよわせましたが、しょせん　えんぜる・しょこら・いわお　です。

『ぽん・で・あかぎらいおんの、ぽん・で・りんぐだから、食べたかった』

などと、せつめいしてやれる　わけもなく。

「・・・・・・・・。起きろ、アカギ」

けっきょく、ほうちして、自分のよっきゅうをみたすことを　ゆう先させました。



へいわな　へいわな　どーなつ世界でのこと、です。