いわゆる裏的な
Posted by 瑞肴 - 2008.09.13,Sat
一部にしか分らない、神田川ネタ、いっきまーすよーーーー!!
(鷲巣様としげるで神田川。しげるは(金はあるけど)工場で働いてて、鷲巣様はその間ずっとおうちにいて、しげるの帰りを待ってるんだぜ)
働きに出ている間、鷲巣が暇そう(アカギ主観)なので、話し相手を呼ぶことにした。
実際、アカギが外に出ている間はテレビを見たり新聞を読んだり、ラジオを聴いたりしているだけ。
とはいえ新聞は全種類とっているし、鷲巣にとっては完全に暇、というわけではない。そもそも、人と「コミュニケーションを取る」ということがここ数十年無かった鷲巣だ、別に、誰とも喋れなくともそれは苦痛ではない。
…それが「苦痛である」ということを、鷲巣は知らない。
ひとりめ。南郷さん。
帰ってくると、部屋の中に様々なボードゲームが散らばっていた。
見たことがないものばかりだったので、買って来させたのだろう。…あとで金額を聞いて払っておかなければなるまい。
会話が続かなくて、仕方が無くゲームを買ってきてはじめたものの、連戦連敗、相手にもならず、鷲巣は不機嫌になるわ、南郷自身も燃え尽きるわで、この有様。
つまりまあ、南郷は部屋で真っ白な灰になっていた。
「…ただいま、鷲巣」
それでも、第一声はソレなアカギである。優先順位はきっちりと。
「遅い!!」
「ああ、悪かった。南郷さん送ってくるから、それまであと少し待っててくれ」
ミッション失敗。
ふたりめ。市川さん。
淡々と、静かな会話が続いていたようだ。アカギが部屋に入ると止んでしまったが。
「…やれやれ、じゃあ帰るとするか」
腰を上げた市川を、鷲巣が、ほんの僅かに名残惜しそうに見上げる。盲目の市川には、そんな表情は勿論分らないのだが、アカギには、僅かな変化が見て取れる。
市川ならば、年齢的にも、頭の回転的にも、鷲巣と充分交流可能。それは予想通りで、良かったのだが。
「……送るか?」
「いらねぇよ」
それはそれで、釈然としない。
不穏な空気を感じ取った市川が、玄関、靴を履きながら至極面倒くさそうに笑った。
ミッション成功?
さんにんめ。平井銀二。
「 …」
危うく、帰れと言いかけた。
流石にそれは言ってはならない言葉だ。それくらいの自重はする。
しかし、これは盛り上がり過ぎではないのか。
2人は新聞やら書類やら、床一面に広げて夕方のニュース番組に失笑を漏らしている。
そういえば、そうだった。政財界に通じる銀二なら、まったく鷲巣の好みに沿った時事の話題を提供できるだろう。マスメディアの情報ばかりしかない現在なら尚更、鷲巣は生の情報に餓えている。
知識欲に貪欲な鷲巣に、フィクサー平井銀二の組み合わせは、
失敗だった。と、少なくともアカギは思った。
ミッション大失敗。(しかし銀二には成功報酬は支払った。ちなみに報酬を支払ったのは彼にのみ)
「…アカギ、何故次から次へと人を呼ぶ」
「……ん?」
「………」
「………」
「………」
「………」
「…きっ…」
「……」
「…貴様が…っ、…帰ってくるんじゃから…、・・・・・・わしは、それで良い……っ」
アカギの頭がオーバーヒートしたので、この話は此処まで。
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