いわゆる裏的な
Posted by 瑞肴 - 2009.11.12,Thu
昨日に引き続き俳優パロあほっぷる。
19歳と75歳。
「じゃあ、いってきます」
「いってらっしゃい。気をつけてね」
大抵の場合、仕事に出るのはアカギが先だ。
そもそも鷲巣は仕事量を無闇に増やす必要がない。
なので、前日がお泊りであった場合、アカギは邸から先に出掛けるし、出掛けるアカギを見送りに鷲巣は出向いてくれる。…動ける場合は。
「……あの」
「 ? 」
アカギ、何かを決意して向かい合う。
「いってきますのキスをしても良いですか?」
真っ直ぐ見つめて言われ、思わず笑い声を零してしまった。
「~~笑わなくても…」
「ごめんごめん。そういう意味じゃないんだよ」
そういう意味とはどういう意味か。僅かに拗ねた視線で見下ろせば、鷲巣の顔がすぐ近くまで接近していた。
軽い音を立てて、唇が重ねられて、吸われる。
「っつ!!」
直ぐに離れた唇は、未だ笑みの形のままで。
「こういう時は、『いってらっしゃいのキスをして』 と言って欲しいと思ってね?」
「~~~~鷲巣さん…!!」
がばー
むちゅー
さわ・・さわ・・
ごそ・・ごそ・・
ちゅっちゅっ
ぎゅうううう
静かに邸の主の後方で控えていた白服は思う。遅刻するぞ、と。
あんまり眺めているのも色々と良くない(精神衛生上的な意味と、主のディープなプライベートである的な意味で)ので、そそくさと、日常の業務へ戻ることにしてその場から、退散。
「あかぎくん、アカギくん… 遅刻してしまうよ…?」
「…ぅ…、……はい、…もう行きます」
まだ離れたくない。腰と尻を撫でながら、未練。
見上げる猫目がクスリと笑った。
「続きは夜に。…ね? 待っているから…」
「はい!!!」
いってきます!と敬礼する勢いで、良い返事をしたアカギは(時間が切羽詰ってきていたので)走って玄関を飛び出した。
いってらっしゃーい、と和やかに手を振るのは邸の主。
アカギの背が視界から完全に消えたところで、欠伸が漏れた。ねむい、ねむい。19歳と付き合うにはこれでも中々頑張っているのだ。体力がおっつかない。
「……少し眠ってから…仕事にしようかな…」
今日も夜更かしする予定が入ってしまったしと、くふりと小さく笑い声。
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