いわゆる裏的な
Posted by 瑞肴 - 2009.06.24,Wed
5つめー
これまた唐突にアカギが、杖を持っていない側へと移動すると、空いた手をがしりと握ってきた。
「なんのつもりじゃ、離せ」
それはそれは流暢に拒絶の言葉が出てくるのだが、アカギはそ知らぬ顔で手を握ったまま。
数度、振るが、存外しっかりと握りこまれて簡単には振りほどけない。
外である。
邸の中のように怒声を響かせる気にはなれない。鷲巣はわざとらしく大きく息を吐くと、なんとなく、周囲を見回した。普通…、の、街中の風景だ。
行き交う人々。その中に、手を繋いでいる男女の姿を見つけた。
「アカギ」
「…」
たぶん、あれなのだろう。
したいと思ったからしたのだろう。そういう男だと、鷲巣は嫌になるほど知っている。
「離せ」
理解するのと、受け入れるのとは別問題。
今度は怒りを更に込めて深く短く言い放ったのだけれど、アカギの手の力は緩まない。
「杖が邪魔なら」
やっとアカギが口を開いた。
「持っておいてやる」
ぶちんと、鷲巣の頭の片隅で何かが切れる。
「邪魔なのは貴様だと言っておるのだ馬鹿者がぁあああっ!!!!」
逆なんじゃボケぇ!!!と、続いて怒声が響き渡った。
5 手を繋いで出かけよう
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