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いわゆる裏的な
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Posted by - 2024.11.01,Fri
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Posted by 瑞肴 - 2009.07.03,Fri



俳優ネタ アカ鷲 此れの続き エロス。

やっと書けた…。




















 

まだ視線を外し気味の鷲巣と、素数を数えて平静を保とうとしているアカギが鷲巣邸に付いたのは数十分後。


何キロ単位で全力疾走したアカギは、墓地に着くまでに自分が汗だくになっていたのを思い出した。ので、風呂を借りられないか、聞いてみる。図々しいかとも思ったが、汚れた体で鷲巣に触れたくはなかった。建前は。
「…、おいで」
鷲巣は何か言いかけて、しかし何も言わずに微笑むと、先に立って歩き出す。鷲巣邸には通路というものが存在する。まさしく<邸>というに相応しい敷地面積。
全容を把握しているわけではなかったが、鷲巣が向かっているのは方角的に、鷲巣の私室のように思われる。
「鷲巣さん?」
やはり、辿り着いたのは邸の主の私室であった。
先にドアを開いて中へ入った鷲巣の、骨ばった指が、アカギの手首に引っかかる。
小さく、 入って? 促され、強くも無い催促のままに室内へ。
アカギの体が室内へ完全に引き込まれると同時に、後ろのドアはパタリと閉じられた。次いで、カチ、と、音がする。
「…わ、 」
胸板に顔が埋められた。アカギの、シャツの裾を握る手が微かに震えて、白くなっている。
「……そのままで、良いから。…ね? 君の…、…」
胸に埋められて視辛い顔が、更に視線を逸らした。頬も、耳まで赤くして。
「…、…匂いがあった方が、…嬉しい」
瞬間沸騰―――。
頭と、下半身の一部に急激に血が集まるのを自覚する。血が昇り過ぎて鼻血が出そうになったが、そんなものを吹いている場合ではないと、理性というよりは驚異的な根性で鼻から血飛沫を押さえ込んだアカギは細身の体を抱き上げると大股に寝台へと歩み寄った。
箍は既に外れる寸前で、少しでも油断すれば荒々しく、乱暴に取り扱ってしまいそうで、意図的に細心の注意を払い体を寝台へと横たえさせる。
何か、言いたいかもしれない。けれど見上げる鷲巣の眼は、アカギの手を待ち望んで薄っすらと潤み、確かな情欲を浮かべてもいた。
「…っ鷲巣、さん」
言葉は明確な形にならず、貪るように唇が重ねられた。
舌を絡める。
吸い上げて、唇を舐めて、息を吹きかけ、熱と唾液で蹂躙する。
「ふ、ぅ…」
鷲巣の咥内は僅かに甘い。よく、甘いものや紅茶を飲んでいるからだろうか。以前、だからいつも甘いんでしょうかと問うと、鷲巣は面白そうに笑っていた。そんなわけはない、と。
けれど、
『私も、君の唇を甘いと感じるから、お相子だね』
そうも、言ってくれて。
「…鷲巣さん」
「っん…」
もどかしく、口付けながら、鷲巣の衣服を剥ぎ取っていく。鷲巣も、指を伸ばしてアカギのシャツを脱がせようとするのだけれど、口付けを受けながらでは上手くいかないらしい。困って、胸板の上を彷徨う指をいったん退けてやり、アカギは無造作にシャツの前を力加減なく引っ張った。
ぶちぶちと、ボタンが弾け飛ぶ。
嬉しそうに笑った鷲巣が、シャツの内側に手を入れて、わき腹から胸板を撫でた。鷲巣の手は汗が蒸発したからか、ひんやりとしている。
心地よさに軽く鳥肌を立てながら、衣服を剥ぎ取る作業に戻った。スラックスに指を掛けると、腰が浮かされ、下着ごと一気に奪い去る。
「……っ、ぁ」
また視線が逸らされる。
シーツに半分埋められた表情は羞恥と困惑に満ちていて、アカギの腰に甘く重い痺れをもたらした。
早く、肌に触れたくて、素肌を触れ合わせたくて、自分の衣服も取っ払う。互いに、一糸纏わぬ姿になれば、改めて全身を抱きしめた。
昼の光が、カーテンの隙間から室内へと差し込んでいる。少ない光源の中、浮かび上がる、鷲巣の血色の悪い肌。…ずっと、実際に会う前からずっと、見たくて触れたくて堪らなかった。抱きしめて、穿って、乱して、食い尽くしたかった。
後ろめたさも無くはなかったけれど、それよりも、触れたいという気持ちの方が勝っていた。
「……アカギくん…?」
口付けを止めた至近距離、動きを止めたアカギを訝しげに覗きこむ。可愛らしい人。
視線を完全に絡ませることが出来なくて、伏目がちにちらちらと、見上げ。
遠慮がちに伸ばされた手が、アカギのモノに触れる。
「っつ」
指が触れたと感じた瞬間、大きさと硬さが増す。軽く数度扱かれただけで、達しそうになるくらいの快感にめまいがした。
けれど勿体無くて、それだけでは出したくない。我侭は承知の上、今日はすべて、鷲巣の中に注ぎたかった。
「…鷲巣さん、…」
胸に触れる、鷲巣の息が荒い。
自分のモノを扱いているだけで、こんなに乱れているのかと思えば、幸せのあまり泣きそうになった。
「少し、離れて…。…俺にさせて下さい、今日は」
身を離そうとすると、ふるふると、白銀の長い髪が揺らされた。
「………っゃ…」
離れるのは嫌だとしがみ付く。
かわいい、かわいい。
下の口は勿論のこと、可愛らしい駄々を捏ねる此方の口も、赤く染まった顔も、物欲しげにアカギ自身を握る手も、すべて白く汚したくなる。己の吐き出す欲情で。
「…後で、一杯ぎゅってしてあげますから。…ね?」
大丈夫。
何処にもいったりしませんから。
何度も、こめかみや耳や、唇、頬に口付けて、小さな声で言い聞かせれば、やっと指の力が緩められる。自分だって離れたくはないけれど、もっと、もっと欲しいから、これは仕方がない。薄っすら色付く胸の突起を唇で挟みながら、鷲巣の内股を撫で上げて、奥へと指を。
自身から既に零れ落ちている先走りと、鷲巣の先端を濡らす体液と、乗せた指は肉の中へと沈んでいった。
「ヒ・ァ…!!」
指の腹でゆっくりと、指を締め付けるそこを解す。
縋り付いてこようとする、内壁を、押し広げて擦る。
「ぁ゛っ、あ…!」
鷲巣の悦い処は知っている。普段なら、此処を慣らすときにはたっぷりと、そこを突き上げ擦ってやるのだけれど、今日は指で内壁を撫で回すだけに留める。
「あ、か、…っ! な、…ッで……?」
もっと。
もっと欲しいのに。どうして。
「や…ッァ…」
腰が、ゆるゆると浮いてくる。寝台から腰を浮かせ、アカギの指をより深く咥えようとする自分自身に、鷲巣が何度も首を振る。悦楽に浅ましくなるのが、これほどの羞恥であった覚えは、ついぞなかった。アカギは薄く微笑んで、見下ろし、優しく何度も中を引っ掻く。
視線から逃れたくて顔を逸らしても、真下に組み敷かれているのだから、顔も体も隠しようがない。
「……俺ので、俺で、気持ちよくなって欲しいから…。意地悪してすみません」
額に、音を立ててキスが落ちる。
両足の間にアカギが陣取り、大きく開脚された。長い指は引き抜かれ、両膝を裏を持たれ、あられもなく収縮する秘所を晒されて、鷲巣は堪らず瞼を伏せた。
鷲巣の前も張り詰めている、此方も限界、アカギが細く息を吐く。
「…挿れます」
ひたりと、先端があてがわれる。
互いの赤い肉が、ひくついて震え、アカギは一気に腰を進めた。
「く…ぁっ?! っぁ゛あああ、あ゛っ、あ゛!! あ、つ、…っ」
飲み込んでいく。
中を擦る熱と、硬さと大きさに、鷲巣の喉から引きつった悲鳴が上げられた。
待ち侘びた箇所を犯す、熱に、腰の芯から痺れが走る。そこをこそ犯して欲しかった、ところを、アカギの、限界まで張り詰めて苦しげでさえある男性器が犯している。
充足感と実質的な快楽に、意識が飛びかけた。
奥の奥まで埋め込まれると、腰を軽く回して押し込まれてから、今度は一気に腰を引かれる。
「ヒゥ…ッ、ぅあ…っ、あ…ッ」
出ていくソレが切なくて、離すまいと締め付ける。そうすれば今度は、締められた肉を割って熱が押し込まれる。
「鷲巣さん…っ、鷲巣さ…、…凄い、締めてくる…っ、此処…」
奥の方はまったく慣らしてもいなかったというのに、あたたかくて柔らかくて、きゅうきゅう締め付けてくるのが愛しくてたまらない。
鷲巣の目が、涙でくしゃくしゃになっていた。
舌を伸ばして舐め取ると、両腕が背へと回される。
口付けをねだって微かに名を呼ぶ唇へ、深く深く食いついた。
「……っ、ん、むぅ…」
「ふあ、…鷲、… ん、…ん」
その間も、ぬちぬちと濡れた音が下肢では響いた。浅めの出し入れを繰り返していたかと思えば、抜けてしまうかといいほど大きく腰を動かして、突き上げる。
シーツの上で、長い髪が踊る。寝台のスプリングが軋む僅かな音と、濡れた音が室内に響く。
「鷲巣さん…、すき、…好き…、です、…、欲しい…もっと、もっと下さい。…いつもの、綺麗な鷲巣さんも…、えっちでちょっと意地悪な、かわいい鷲巣さんも…全部下さい…っ」
懇願しながら、拒否など毛頭頭にないというように己を貪り食うアカギに、朦朧とする意識の中で鷲巣は笑った。
「……もう、…全部、…君のだよ…? …だから、もっと…」
縋り付いた、体、耳朶に歯が柔らかく噛み付いた。
「…して? …沢山、 …して 、…出して…? ッぁ…!」
言葉尻に重ねるように腰を揺すられ、声が浮く。
「あ゛!! ぁう、ッ……」
前に触れられてはいなかったけれど、とろとろと、ぬめる体液が溢れる。涙を零す。
「…っ鷲巣…、さ、…」
アカギの濡れた、掠れた甘い声。
両足を開けるようアカギに固定され、己は腰を突き出して、アカギの膨張しきったモノを咥えて、その様が何にも変えがたく、肉と心を支配する。
アカギが欲しいと、願ったそのとき、追い詰められた快感は弾け、溜め込まれた白濁の精は震える鷲巣自身の先端から、切れ切れに、その腹の上へと放たれた。
「ァカ…ッ 、っぁ、ッあ、ああッ…あ…っっ…ッ!!」
同調して何度もの締め付けと痙攣を繰り返す中へ、我慢し尽したアカギも熱を注いでいった。射精は長く、深く、続く。
「ぅあ…っ! っく、ふ……」
身を折り、体を密着させる。鷲巣の、口端から落ちる唾液を舐め取って、引き寄せられるよう口付ける。
「………~」
名残惜しげに唇を離したアカギは、薄っすらと開いてはいるが焦点の定まっていない鷲巣の目を覗き込んだ。
「…あ、…かぎ、く……ん?」
「はい。…此処に居ます」
頬を撫でると、安心したように擦り寄ってくる。
かわいいなーと何度も撫でていると、悪戯に掌を舐められた。
「…ぎゅっとするのは、もう少し後でにしますね」
「…?」
ぴくりと、中の熱が跳ね、気付いた鷲巣が頬を染める。
「鷲巣さんがもうヤダっていうまで、抱かせて下さい。…だから、後で」
「~~っ …いま言うとは、思わないのかい…?」
目を細めて笑うアカギにそれ以上は反論できず、背に回した腕に再度力を込める。
「……ん、…」
続きはと、視線で促され、嬉しそうに鷲巣を抱きなおしたアカギが腰を引く。
夜までか、次の朝までか、好きなだけ寝台の上にいるつもりで。





 

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