いわゆる裏的な
Posted by 瑞肴 - 2009.06.24,Wed
あほみたいに甘いものが書きたくなったので、とりあえず俳優パロに逃げてみる。
外の気温が下がったからか、冷房が強く感じられる。
といっても、ドライでかけているので、冷えるというほどでもないのだけれど。
袖の長いシャツの上から腕を擦ると、アカギが直ぐに本から視線を上げた。
ここは鷲巣の屋敷の一室、資料室…のような部屋だった。出演した様々な番組や舞台の台本から、それらに関する紙の資料をまとめて置いている。この部屋の存在を話したらアカギが控えめに、見たいと申し出たので、連れて来た次第である。
「寒いですか?」
心配そうに、聞く。
「少しね」
応えると、アカギは直ぐに視線をさ迷わせた。空調は何処で調整するのかを探しているのだろう。
「ねえ、アカギ君」
「はい」
なんだろう、なにかな、と、まっすぐ見つめてくる目が可愛らしかった。
本人に告げたら拗ねてしまうだろうが、鷲巣がアカギに対して抱いている感情の中でもっとも幅を占めているのは『かわいい』という感情だった。
「だから、此処に座っていても良いかな」
ソファに座っていた、アカギの膝の上に横座りする。
「っえ、あ、」
あたたかかった。
若いって良いねぇ、と、笑う。体温が高い。
「良い、です、けど」
尻の感触が太股に。
言いたいけれど言えない言葉は、アカギの顔に浮かぶのみ。
読み取りながらも鷲巣は笑う。
「けど?」
「っいえ、何でも…」
「そう? ああ、それとね、少しだけ冷えてしまったから、膝関節が軋むんだ」
「 ? はい」
胸板に頬を寄せる。
離れた耳にも聞こえるくらい、心音がそれは激しいビートを刻んでいた。
「だから、膝を撫でていて貰えないかな。それを読む片手間で良いから。…駄目?」
小首を傾げられて、断る理由など何一つなく。アカギは激しく頭を上下に動かした。
片手間どころか、どっちかとゆーと、撫でる方に専念したい。
くふくふと、小さな笑い声が響く。
「悪戯しても良いからね」
「し…しませ…っ」
「しないのかい?」
猫の尻尾のような白い長髪が、アカギの腕を擽った。
「…………。したいです」
笑みを浮かべたままの鷲巣の唇が、アカギの唇へと押し付けられた。
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