いわゆる裏的な
Posted by 瑞肴 - 2009.02.18,Wed
オフデートのことでも書こうかと思ったけど
ごさごさ字で書くよりSさんとこのデート模様を絵で解説してある方が絶対面白いと気付いたので
デート中に出た程よく頭の沸いた設定でのあかわしを書いてみますよ。
マンキンご存知でないと、ちと判り辛い。
「こっちも切り札を出させてもらおう…。…出来れば、コイツには出張って欲しくなかったんだがな…」
苦く吐き出した刑事を、出っ歯…もとい竜崎は、なにを、と笑う。
「…アカギィ!! 頼む…っ!!」
舞台は夜の外人墓地。
”シャーマンファイト”にはうってつけのシチュエーションであったろう。
白髪がぼんやりと闇に浮かび上がる。
「ククク…、俺はいつでも出張ってよかったのに…」
がら・・がら・・。
現れた青年は大きなトランクを引き摺っていた。
「自己紹介はいるかい?」
相手の持ち霊を先に知れるなら、それに越したことはない。自然、頷いた竜崎に、安岡は苦しょっぱい顔をした。二重の意味で。
「良いぜ…。…お披露目といこう… クク…」
青年の持つトランクが赤黒く発光する。
「オーバーソウル… 愛しの巌…っ!!」
え、今なんて。
竜崎がそう思ったのと同時に、トランクを媒介としてヒトガタが浮かび上がる。
流れる銀髪、猫のようなアーモンド型のつりあがった大きな目、青白い肌、宙に浮かびながら青年の首へと絡められた両腕。淡い桃色のナース服は、膝上15cmのミニ丈で。
「な…っ、な…っ…?!」
待って、ちょっと待って、そこまではいい。そこまでは、いい。
なんでソレが老人(♂)なの?!
巌、と呼ばれた青年の持ち霊は、青年に視線を投げられて無表情のままその頬へと唇を寄せた。虚ろな双眸に自我は、どうにも見られない。
「…ククク、まだ”未完成”でね、シャーマンファイトで色々と…集めてる最中なんだ…」
『・・・・・・・・・・』
老人をはべらせ、青年は笑う。
脳内処理が追いついていない竜崎を、安岡が多少気の毒そうに見遣った。
だからアカギを呼びたくなかったのだ。強いには強い。シャーマンとしての資質はトップクラスだし、彼の持ち霊の巫力も相当のものだ。彼らが敗北したところなど想像も出来ない。
が、問題はその持ち霊がじーさんで、アカギの趣味によるナース服で、しかも具現化したらしたでバトル中であれなんであれ、常時いちゃつくという、点。
バトル相手はドン引きである。っつーか見てるこっちもそこそこ馴れたとはいえ引き気味である。
ほらもう、いまももう、
アカギの肩にちょこんと座って(OSしているとはいっても重さはないので)、アカギの頭をやんわりと抱え、頬擦りしている。
「巌」
『・・・・・・・・・』
「クク、後でな? 先にシャーマンファイトだ。満腹になったら、俺に食わせてくれよ、アンタを」
『・・・・・・・・・』
ちょっとー、だれか放送禁止用語用に使うピーとかガーとかいうアレ持ってきてー!!
凍ってるから、バトり相手の皆様方どころか味方もフリーズしてるから!
だから、あんまり呼びたくなかった…。
アカギと持ち霊から視線を逸らしつつ、安岡はがっくりと肩を落とした。
「…強いんだがなぁ………」
万感の思いで吐き出し、つつ。
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