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いわゆる裏的な
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Posted by - 2025.04.07,Mon
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Posted by 瑞肴 - 2009.02.23,Mon



1個下に、赤×にょたワシ。

これは魔王設定アカ鷲。



…なんだろう、甘いのかこれは。
偏執的なものが書きたかったはずなのに…。







いい加減
カレー以外の物を、食わせろ。

鷲巣がそう言ったので、アカギはその日から料理をし始めた。
馬鹿なのだろうか。そうに違いない。
今日もきょうとてそこそこ広い、城のキッチンに立つアカギを、興味本位で見物にきた鷲巣が眺めている。

本を見ながら調理するアカギは真剣だ。
おかげで、というべきか、アカギの驚異的な記憶力も手伝って、一度作った料理は本を見ずに作れるようになっている、様子。
やはり馬鹿なのだろうと、鷲巣は思う。

食わせろ。

言った鷲巣に頷いたアカギは、腹が減ったのかと聞いてきて、そうだと返した鷲巣に再度頷くとスタスタとキッチンへ向かってしまった。
驚いたのは鷲巣である。
この城に軟禁されてから、食事といえばカレーだったのだけれど、まさかよもやあのカレーもアカギの手製だったのか。仮にも魔王の2つ名を持つならば、使役魔でも1体呼び出して用を言いつければ済む話だろうに。
疑問を口に出した鷲巣にアカギはこう答えた。
『アンタが食べるものだから、俺が作る』
どう、答えたものか。食事など誰が作っても同じだと、鷲巣はそう思っていたので、言ってやりたかったのだけれど、口をパクパクさせている鷲巣に気付いたアカギが付け足した一言に、思考は完全に固まってしまった。
『アンタに関わるのは俺だけでいい』


今更、ではあるが
アカギはとてつもなく極端だと思う。
眼前に提示されたプティフールと紅茶を前に、鷲巣は額に汗を浮かべる。

無茶を言えばそのうちアカギも諦めるのではないかと要求をどんどんエスカレートさせていったら、アカギの料理の腕が気持ち悪いほど上がってしまった。
見事なバクラヴァを茶菓子に出された時、これ以上故意に無茶振りは止めようと鷲巣は固く誓いを立てた。こんなことをしていたら、そのうち金平糖まで作り始めるかもしれない。…そんなアカギは、流石に、見たくなかった。

「美味いか?」
「……む」

濃厚なチョコレートの味。
カカオと砂糖の配合の割合が、非常に自分の好みに沿っていて、鷲巣はかなり複雑だ。


アカギの執着ぶりは、現在の価値に換算すれば”ストーカー”とでも言うのだが、残念ながらファンタジー世界の住人である彼等には、そんな単語は馴染みがなかったのであった。



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