いわゆる裏的な
Posted by 瑞肴 - 2009.01.18,Sun
ちっと一段落。
今だとばかりに あかわしを書く。
あかわしの作業をして気分転換に鷲巣様とピカロについてお話してあかわしの作業に戻る。
なんというヘビーヘブンローテーション。これは流行る。
そういえばふと思った。
依和緒様はドロンジョさんになったらどうかな。
似合うにあう。
以下あかわしSSです。
ごく普通のふたりは、ごく普通の恋をし、ごく普通の結婚をしました。
でも、ただひとつ違っていたのは、オクサマは…(ry
アカギと二人きりの生活の中でも、鷲巣の朝というのは早い。
75年の人生の中で、堕落した生活を送った日が1日たりとて存在しない鷲巣なので、これはもう習性、染み付いたもの。
今日もきょうとて、まだ眠りの中にいるアカギを放置して、顔を洗って歯を磨いて、がらりと、雨戸を開けたところで鷲巣の手は一旦止まった。
「…雪か」
道理で冷える筈だ。
着替える前にストーブに火をいれておくかと振り返ったところで、布団の中のアカギと目が合った。
「起きたのか?」
アカギは寝起きは良いのだが、時折、寝惚ける。
目を開けていて、受け答えもそこそこしっかりしているのに、後で聞いてみると記憶にはまったく残っていないということが時々あった。
「…ああ」
瞬きしたアカギが、雪に反射した朝の光が眩しいのか目を細めている。
「アカギ?」
「眩しい」
「…ならば目を逸らせばよかろうが。馬鹿か貴様は」
此処まで馬鹿だったか、と歩み寄れば、眼下のアカギは見上げて笑った。何をにやけているのか。
小突いてやろうかと膝を折り、布団の直ぐ傍についたところでアカギが口を開く。
「雪の光は、アンタに良く似合う。強烈で真っ白な所が」
「っ…、な…」
ぬけぬけと。
何を言うのか、この男は。
そして何故、己の頬はこうも熱くなっていくのか。
「寒いな」
言うが、早いか。
アカギは布団からにゅうっと手を伸ばし、鷲巣の腕を掴むと布団の中へと引っ張り込んだ。
「う、あっ!?」
転げ込む体はしっかりと抱きとめられ、あたたかい布団とアカギの腕に包まれる。
「離せ!! 朝なのだからさっさと起きんか…っ!!」
「寒いからいいだろ」
「良くない…っ!!!」
「いい」
唇を、唇で塞がれて、反論と怒声は口の中へと吸い込まれてしまう。
息継ぎの合間に突き放そうとするのだけれど、何度も、角度をかえて与えられる口付けに力は抜けていき、逆にアカギの胸に縋りつくような格好になってしまった。
「…っ、アカギ…」
「ん」
唇を解放されても、目尻に、鼻筋に、こめかみに口付けられ、あまい上にやわらかいそれに、鷲巣はしぶしぶ肩の力を抜いていった。
ストーブはつけたかったし、薬缶の湯も沸かしたい、それに今日の新聞すらまだ取りに行けてはいないのに
それなのに、不快ではないのだ、気に食わないことに。
大型の獣のように懐いてくるアカギに辟易した顔を見せてやりながら、鷲巣は心中息を吐いた。
人生初の怠惰な冬の朝を、過ごして。
でも、ただひとつ違っていたのは、オクサマは…(ry
アカギと二人きりの生活の中でも、鷲巣の朝というのは早い。
75年の人生の中で、堕落した生活を送った日が1日たりとて存在しない鷲巣なので、これはもう習性、染み付いたもの。
今日もきょうとて、まだ眠りの中にいるアカギを放置して、顔を洗って歯を磨いて、がらりと、雨戸を開けたところで鷲巣の手は一旦止まった。
「…雪か」
道理で冷える筈だ。
着替える前にストーブに火をいれておくかと振り返ったところで、布団の中のアカギと目が合った。
「起きたのか?」
アカギは寝起きは良いのだが、時折、寝惚ける。
目を開けていて、受け答えもそこそこしっかりしているのに、後で聞いてみると記憶にはまったく残っていないということが時々あった。
「…ああ」
瞬きしたアカギが、雪に反射した朝の光が眩しいのか目を細めている。
「アカギ?」
「眩しい」
「…ならば目を逸らせばよかろうが。馬鹿か貴様は」
此処まで馬鹿だったか、と歩み寄れば、眼下のアカギは見上げて笑った。何をにやけているのか。
小突いてやろうかと膝を折り、布団の直ぐ傍についたところでアカギが口を開く。
「雪の光は、アンタに良く似合う。強烈で真っ白な所が」
「っ…、な…」
ぬけぬけと。
何を言うのか、この男は。
そして何故、己の頬はこうも熱くなっていくのか。
「寒いな」
言うが、早いか。
アカギは布団からにゅうっと手を伸ばし、鷲巣の腕を掴むと布団の中へと引っ張り込んだ。
「う、あっ!?」
転げ込む体はしっかりと抱きとめられ、あたたかい布団とアカギの腕に包まれる。
「離せ!! 朝なのだからさっさと起きんか…っ!!」
「寒いからいいだろ」
「良くない…っ!!!」
「いい」
唇を、唇で塞がれて、反論と怒声は口の中へと吸い込まれてしまう。
息継ぎの合間に突き放そうとするのだけれど、何度も、角度をかえて与えられる口付けに力は抜けていき、逆にアカギの胸に縋りつくような格好になってしまった。
「…っ、アカギ…」
「ん」
唇を解放されても、目尻に、鼻筋に、こめかみに口付けられ、あまい上にやわらかいそれに、鷲巣はしぶしぶ肩の力を抜いていった。
ストーブはつけたかったし、薬缶の湯も沸かしたい、それに今日の新聞すらまだ取りに行けてはいないのに
それなのに、不快ではないのだ、気に食わないことに。
大型の獣のように懐いてくるアカギに辟易した顔を見せてやりながら、鷲巣は心中息を吐いた。
人生初の怠惰な冬の朝を、過ごして。
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