いわゆる裏的な
Posted by 瑞肴 - 2008.12.23,Tue
04:報酬と報復
勝負には勝ったのだが、勝負中に頬に大きな切り傷をつけられてしまった。
金を鞄に詰めながら、アカギはそれをどうしようか、やっと考え始めている。
既に傷口は乾き固まっているのだが、
勝負中に、それを考えるアカギではない。
傷など、己はどうでも良いのだが
これを見れば鷲巣は呆れるだろうし
おそらく叱責もされるだろう。
そうしてきっと、自分が切られたかのような、複雑な表情を浮かべるだろう。
「………」
この男が
鷲巣にそのような、顔をさせる、のだ。
アカギは初めて、意思を込めて己を切りつけた男を見た。勝負を見守っていた男だ。
「…、…ならせめて、アイツの満足するような”報復”はしておくかな」
へ、と間抜けた声を上げた男の顔、鼻へ
アカギの靴の踵がめり込んだ。
「ひぎゃっ、っがあああああああっ!!!!」
「あらら…。…血抜きの方が良かったか?」
注射針とか、ないからな…。
大真面目な顔をして、言った。
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