いわゆる裏的な
Posted by 瑞肴 - 2008.10.12,Sun
ブラックマトリックス、というゲームがあります。
懐かしのセガサターンというハードで(1作目が)出たゲームなのですが…
善悪の価値観がまったく逆、白い羽根の人種が虐げられ、黒い羽根の人種が支配する
七つの大罪が「愛・自由・正義・人権・弱者・友情・平等」という世界、でして。
ニコが見られる方は参考に。こんなん。
白い羽根の奴隷を愛してしまった、黒い羽根のご主人様は、「異端審問官」に連れて行かれそうになっている奴隷を前に自分の気持ち、「愛」を、大罪を暴露する、と、ゆー。
…はい、察しの良い方はお気付きのことでしょう。
黒い羽根のご主人様を鷲巣様にして白い羽根の奴隷をアカギにすればいいじゃない!!
あ、ちなみに本編ではヨハネさんが大好きでした。一番好きでした。
…ああ、当時から爺萌えの前兆はあったのか…。
以下、短すぎるBMパロ。
異端審問官は、嘲笑を浮かべてアカギを拘束していて、鷲巣は脳が煮え滾るほどの怒りに眩暈すら覚えた。
この己を嘲るなどと、そして、アカギを無碍に拘束するなどと、許されることではない。
アカギは、一応大人しくしている。鷲巣が一言”そう”と命じれば、両脇を固める異端審問官を物理的に薙倒せる程度には力はある。だが、今それをした所でどうなるのか。たった2人の審問官を倒しただけで、事は解決しないところまできているのだ。
「貴方が奴隷を奴隷らしく扱わず…首輪もつけずに<放し飼い>にするのであれば…
彼には死んで貰うことになりますね」
「………っ」
「それに奴隷をペットとして猫可愛がりするにしたって、服まで着せるなんてやり過ぎじゃあないですか?」
「…煩い」
「は?」
「煩い…! 煩い…ッツ!! 出て行け…っ!!!」
鷲巣の杖が淡く光る。
魔法が発動しようとしているのを察した異端審問官が後頭部からアカギの髪を引っ張った。
「おっと、いま魔法を発動するとこの奴隷にも直撃ですよ…?」
「ぐ…ぅ」
「所有物に執着するのは、構いませんが…」
「……所有物…?」
「人から貰ったコップが、使っているうちに段々”良いもの”に思えてくる、あれでしょう。
まさか”愛”などという大罪を、貴方ほどの方が犯すなどと有り得ない…」
「…っ!」
「まあ構いませんよ、この奴隷は我々がお預かりします」
ずる、ずると、引き摺られていく。
鷲巣の躊躇を見てとり、反発しなかったアカギではあるが、玄関からも引っ張り出されて馬車に押し込まれそうになったとき、微かな主の声を聞き取った。
「…それが…っ、どのような罪であっても… 愛している…っ アカギを……っ!!」
そのときアカギに電流走る。
という、ナレーションが流れたかどうかは定かではない。定かではないが、アカギは薄っすらと笑いながら審問官の拘束を振り払った。
「ククク…、1人だけ罪人にさせるわけにはいかねぇな…」
大邪神の鎧 召 喚 。
ドロー、愛の大邪神ガブリエルの鎧
アカギに装着の上、異端審問官にダイレクトアタック。
「ひぎゃあああああ」
異端審問官の悲鳴と、数秒後に出来上がった消し炭を背にスタスタと、帰還。
「鷲巣」
「はぇ?! きっ 貴様連れて行かれたのでは…というか、なんじゃその奇天烈な鎧はっ??!!」
「クク…、俺はアンタの奴隷だからな。世界が壊れても主人の下に居るのが奴隷ってモンだろ」
鎧に関しては全スルーで、しかし”先”に起こるであろう事態を知っているかのように、アカギが笑う。
鷲巣の手を取って、爪先に、まるで臣下のような騎士のような口付けを落として。
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