いわゆる裏的な
Posted by 瑞肴 - 2013.10.17,Thu
”お人形”
浮かんだ名詞に、ああそうかと腑に落ちた。これはとても其れに似ている。本来の役割を考えれば、遠くは無いものだろう。
だから、知らないし識らない。
触れた手の熱がどんな効果を持つのかも、零した言葉にどんなものが付属するのか。
不思議なものだと笑えば、彼女はキョトンと見つめてくる。
「隼鷹?」
「…? なに?」
ある意味なにより恐ろしい、女同士のコミュニティーで生き抜く術を知っているのに。
「悪い子だなぁ、オマエは」
生殖を知らない体。
「え?! なにそれ?」
「ははは」
軽い反応と声。表面上よりずっと、傷付いているだろう。手を伸ばす、手を取る、力を入れずに引っ張ると、容易く体はついてきた。
膝の上に座らせる。
「だって、俺のことまだまだ知らねえだろ?」
「…!」
少しだけ、顔を耳元に近づける。
「知って欲しーなーって。俺も、もっと知りたい。な?」
長く、ながく生きているお前が知らないことを、知らなくても良いと置いておかれたことを、一つずつ。
紐解く快楽と苦痛とを、教えてあげる。
Posted by 瑞肴 - 2011.09.13,Tue
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